212話 ページ27
クロウリー「結果、今年はアーシェングロットくんと取引する生徒が続出。
全学年・全教科の平均点が90点以上を超える事態になってしまった……というわけです」
『まぁ、教師としては平均点が赤点にならないのは喜ばしい事だが…
“殆どの生徒がズルをした”と言う事には変わりない』
ジャック「じゃあ、去年アイツとの勝負に負けたヤツは
未だにずっと能力を取り上げられたままってことか」
『そうなるな』
だがその場合、授業はどうなるんだ?
リドル先輩からは1年の間は座学が多いと言っていた。
でも、契約した中には2、3年もいたはずだ。
クロウリー「それが……彼は去年、生徒達から取り上げた能力を元に戻すことを条件に
学園内で“モストロ・ラウンジ”の経営を許可するよう私に交渉してきたのです」
ジャック「はあ!?」
『つまり、脅されたんだな』
教師が生徒に脅されるなんて前代未聞だぞ。
俺の世界でも流石にそれはなかった。
ジャック「な、なんつー野郎だ……学園長を脅して取引なんて。
あのレオナ先輩が近づきたがらないのも分かるぜ」
クロウリー「しかも売上の10%を学園に上納するというWin-Winの関係まで提案してきてもう…」
『いいように扱われてんじゃねーか』
クロウリー「ああ、今年は一体何を要求されるか……」
両手で顔を覆い泣き真似をしている学園長。
やめろ、チラっとこっちを見るな。
関わりたくないんだ。
クロウリー「バカな……いえ、可哀想な生徒達のためなら私はまた彼の要求をのんでしまうでしょう。私、優しいので」
『その口縫い合わせてやろうか』
クロウリー「アーシェングロットくんは真面目に勉強し、
その知識を慈悲深くも他の生徒に教えている“だけ”……教師としてはやめるよう強く言えません。
なんでこの学園にはちょっと問題がある生徒ばっかり入学してくれるんでしょう!
お〜いおいおい!!」
クロウリー「……と、いうわけで、Aくん。
こんなことはやめるよう、アーシェングロットくんを説得してくれませんか?」
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否羅(プロフ) - ニッチさん» コメントありがとうございます!直させていただきます!! (2021年2月19日 13時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
ニッチ(プロフ) - めちゃめちゃ面白くてずっと読ませて頂いてます!(о´∀`о)あの、指摘すいません!215でジェイドの名前がジェックになってました! (2021年2月19日 1時) (レス) id: ba83da60d5 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» コメントありがとうございます!!直させてもらいました!! (2021年2月18日 21時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 毎回楽しく見させてもらってます! 初めてのコメントが指摘ですみませんあの名前が217話で変換されて無いですよ!更新頑張ってください!! (2021年2月18日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - チョエさん» コメントありがとうございます!面白いと言ってくださり嬉しいです!!!(嬉泣)これからもこの作品をお願いします!! (2021年2月6日 2時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月24日 1時