検索窓
今日:4 hit、昨日:27 hit、合計:352,710 hit

43話 ページ2

リドル「わぁ……!」





懐中時計を見ると子供が新しいオモチャを買ってもらったように笑うので思わず笑ってしまう






『そんなに嬉しいか?』

リドル「嬉しいに決まってるじゃないか!ありがとう。大切に使わせてもらうよ」







懐中時計を両手で大切そうに包み込む様子を見てこっちまで嬉しくなってしまった




『オーダーメイドで作ってもらったんだ。喜んでくれたなら俺も嬉しいよ』

リドル「ありがとう。さぁ、今日は楽しんでいってくれたまえ」








リドルの合図でパーティーが始まった
俺は、リドルと少し離れたところに座り紅茶をもらい飲んでいるとエースとデュースがこちらに歩いて来た




デュース「A先輩、隣いいですか?」

エース「先輩と話したくて!」

『あぁ、良いぞ』








二人は俺の隣に座ると俺に近づき話し始める
そのまま、他愛もない話をしているとエースが何かを思い出したのか恐る恐る話し始める






エース「あの〜…俺この前の事件で思ったことがあるんですけど……」




『なんだ?』

エース「いや、思っただけなんすよ?気分悪くしたなら謝りますけど……
なんか、A先輩。貪欲っぽくないなって…………」


『あぁ、俺もよく言われる。貪欲っぽくないってな』


デュース「え、なら…何故、メリロスヴォ寮に?」

『いや、魂の素質はメリロスヴォ寮なんだが…
他の奴らと違うんだ。俺の貪欲さは……』








俺の言葉に二人は首を傾げる
まぁ、そうだろうな






『俺はな欲しいもんは何でも手に入れる性分でな。だが、それはモノに限らず…人までも欲しい奴は手に入れる……』


エース「て、ことは……」








ニヤッと笑う俺に
エースとデュースはビクッと肩をビクつかせた








『あぁ、リドルは俺が手に入れた友達(モノ)だからな。そりゃぁ、大切にするさ。
トレイもケイトも俺が欲しいから手に入れた……
ただそれだけだ。
もちろん……















































お前等二人も、な?』






二人に近づき耳元で言うと二人の顔は真っ赤に染まっていた









つくづく俺の貪欲さは歪んでんなぁ

44話_真紅の暴君 終幕_→←42話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (243 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
759人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

結菜 - マレウスさんスマホ持ってますけど汚れて洗い壊してしまいました。ガオガオドラゴーンくんしか使えません (8月8日 11時) (レス) @page11 id: 921c19d29c (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 否羅さん» マレウスくんはガオガオドラゴーンくんしか電子機器を持っていませんしそれ以外使えません! (2022年4月28日 13時) (レス) @page11 id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 怠惰レイニ−.さん» 怠惰レイニーさん、コメントありがとうございます!こういうのあったらいいなって思って書かせていただいた所存です!これからも頑張りたいと思います!! (2020年11月15日 15時) (レス) id: 9fc179e20a (このIDを非表示/違反報告)
怠惰レイニ−. - お兄ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ファレナ様がイケメンすぎん?この小説大好きです。頑張ってください! (2020年11月15日 15時) (レス) id: 6345961732 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 安仙任さん» 安仙任さん、コメントありがとうございます!頑張ります!!! (2020年11月14日 22時) (レス) id: 9fc179e20a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:否羅 | 作成日時:2020年10月21日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。