魔法？いえいえ呪術です ≪２≫

55話 ページ10

グリム「ほわぁ〜！めっちゃ豪華だ！オレ様たちとの寮とは全然違うんだゾ！」

『うわー赤と白ばっかなのに何か…何か…言葉が出てこねぇ』

エース「Aて偶に馬鹿？」

『喧嘩なら買うぞ』

エース「嘘だって！」



話ながら寮の中へ入ろうとした時、どこからか声が聞こえてきた
どうやら迷路のように巨大な庭から聞こえてきたようだ



　
　
「やばいやばい。急いで薔薇を赤く塗らないと」
　
　
　
　
　
近づいて見ると制服を着た男子生徒が白いバラを赤いペンキを塗って赤く染めていた
目元にはダイヤのマークがペイントされていた
エースとデュースにも目元にペイントがされているので
此処のルールとかなんだろうなと思う






「おっと危ない、塗り残しは首が飛ぶぞ」

　
　
　
　
　
ん？どこかで聞いたことがある言葉に既視感を覚える
どこで聞いたんだ…？
すると、男子生徒が俺達に気づいた


　
　
　

「ん？君たち何か用？」

エース「それ、何してんの？」

ケイト「これ？見ての通り薔薇を赤く染めているんだよ」

デュース「えぇっ！？何でそんなことを？」

「ハハ、フレッシュでカワイーね！」


　
　

なんでわざわざ白い薔薇を赤く塗る必要があるんだ？




　
「って、よく見たら君たち、
一昨日10億マドルのシャンデリア壊して退学騒ぎ起こした新入生じゃん」

エース「オレたち卒業までシャンデリアのことずっと言われそうだな…」

　
　


ガックリと肩を下ろす二人
その二人に少し笑った事は内緒だ

そしてさらにその男は追い打ちをかけるように話し出す




「しかも君はその日の晩にタルトを盗んで罪の上塗りをした子だ！」

エース「うっ」

『おー有名人』

エース「他人事みたいに…」

『いや、実際に他人事』

「学校中で話題のニューカマーと朝一で会えるなんてラッキー！
ねねね、一緒に写メ撮ろー！イエーイ！」

　
　
　
コイツのパーソナルスペースはどうなってるんだ
悠二はちゃんと考えてくっついてくるからいいけど
コイツは逆にパーソナルスペース無視しすぎじゃね？





「あ、Aちゃんは知ってるから大丈夫だよ♪」

『え…ストーカー……』

「違うからっ！！！」

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