魔法？いえいえ呪術です ≪２≫

84話 ページ39

寮に帰ると俺はまた不思議な夢を見た


　

＿＿＿＿＿＿＿
　
　

「私の薔薇をよくも汚したね！さぁ、覚悟をおし！」
　
　
　
メインストリートにいたハートの女王が
片手に持ったバラの木を少女に振り上げた


すると、近くにいた♣3のトランプ兵が倒れる女の子の前に座り込み、
ハートの女王に慈悲を求めている
　
　

　
「女王様どうぞお助けを悪いのはあいつで……」

　
　
指を指された♣2のトランプ兵が近づき
こう言う
　
　
　

「私のせいじゃないエースのせいです!」


　
　
ハートの女王は三人にズンズンと近づく
　

　
「お前かね」

　
「いえ、2です！」

　
「2の仕業?」

　
「違います!3です!」

　
　

「もうやめ!3人の首をはねよ!」
　
　
　
　
　
　
女王がそう言うとトランプ兵3人は奥の方に連れていかれてしまう

　
　
　


＿本当に、首をはねるのか？何のために？＿
　
　

　


　
「色を間違えたんじゃ首をはねられてもしかたない」

「赤と白を間違えるなんて、とんでもないことだ」

　
　
　
　

　
＿ただ、色を間違えただけで命を捧げないといけないのか＿

　
　

「ふふん♪」
　
　
　

ハートの女王は鼻歌まで歌ってしまうぐらい機嫌がよさそうだ

　
　
　
＿何故さも当たり前のようにしているんだ＿

＿何故誰も止めない。明らかに間違ったことをしているのは女王だろ＿

　
　
　
　
　
　
　
　

　
　

＿何故＿

　

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