魔法？いえいえ呪術です ≪２≫

76話 ページ31

トレイ「そうそう。カキからたっぷり出た旨味がクリームに深いコクを與える。

この“セイウチ印のヤングオイスターソース”。
有名パティシエならタルトにこれを使わない奴はいないぞ」
　
　

　
いや、俺は騙されないぞ
これは、嘘だ。
あの、プリンに醤油掛けるとおいしいとか
牛乳とたくあんでコンポタの味になっておいしいとかの類のものか！？
アレは無理だ食えない

(作者が興味本位でプリンに醤油をかけた実話です……見事撃沈いたしました。
※ちゃんと最後まで食べました)
　
　
　
　
　
デュース「マジか………かなりしょっぱいソースだよな」

エース「でも、カレーにチョコ入れたりするし…アリなのかも」

　
　

　
いや、それは甘い物じゃん！
隠し味にしょっぱい物とか入れないだろ普通。

　
　

　
トレイ「ぷっ…ハハハ！！嘘だよ、嘘。本気にするなよ」

エース「何だよ！本気にしちゃったじゃん！」

トレイ「ははっ！ちょっと考えればありえないってわかるだろ？
何でも鵜呑みにせず疑ってかかれってことだな。教訓、教訓。

それにAは最初からずっと疑ってたみたいだけどな」

デュース「気づいてたのか！？」

『まぁ、だって考えてみ？プリンに醤油かけることと同じことやってんだぞ。これ』

グリム「独特の表現なんだゾ」

『いや、実際に俺がやったこと』

エース「うわっ、マジかよ。で、味はどーだったわけ？」

『今度食うか。お前等の分用意してやるよ』




エース、デュース、グリム「「「断る/んだゾ」」」

　
　

　

チッ、俺と同じ目に合わせてやろうと思ったのに
俺なんて、五条先生が先にやりだしたのに最終的に俺に押し付けてきたし
散々だったよっ！！！

雑談はこれまでにして作業を再開させる

　
　
　

　
トレイ「次に生クリームを……あっ！」

エース「どーしたんすか？」

トレイ「お前達が沢山栗を取ってきてくれたから、
調子に乗ってマロンペーストを作りすぎた。

混ぜる生クリームが少し足りないな」


デュース「僕、買ってきますよ。学内の購買部で売ってますか？」

トレイ「あの店、大体何でも揃ってるから置いてあると思うぞ。
ついでに他にも買い出し頼んでいいか？」

　
　
クローバー先輩に言われたものを
デュースがメモしていくが到底一人じゃ持てない量だ

　

デュース「一人じゃ持てないな…A、手伝って貰っていいか？」

『元からそのつもりだ』

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