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58話 ページ13

ケイト「ん?まだいる時間だと思うけど……。
所で寮長のタルトを盗んだエースちゃん、お詫びのタルトは持ってきた?」

エース「え?いや、朝一で来たから手ぶらですけど……」

ケイト「あっちゃ〜。そっか〜」

 

苦笑したダイヤモンド先輩は「じゃあ駄目だね」と言う
何が駄目なんだ?


 
 
ケイト「それじゃあハートの女王の法律 第53条〖盗んだものは返さなければならない〗
に反してるから、寮には入れられないな」

エース「はぁ?何だ、そりゃ!?」

ケイト「この寮にいるからにはルールに従ってもらわないと。
見逃したらオレも首をはねられちゃう。
悪いけど、リドル君が気付く前に出てってもらうね」

 
 
 

また意味の分からないルールか
今までヘラヘラしていたダイヤモンド先輩の顔が、怪しげな笑みを浮かべる

へぇ、良い顔すんじゃん。さっきのヘラヘラ顔よりは好感持てるわ

するとダイヤモンド先輩は俺達にマジカルペンを向けてきた




 
 
エース「ちょっ、あの顔絶対本気じゃん!お前ら何とかして!」

デュース「何で俺が!」

エース「頼むよ!オレ今魔法使えねえし…うわっ、来た!」


 
 


真剣な目付きで魔法を繰り出してきたダイヤモンド先輩
いくら倒してもどこからか湧いて出てくるのでキリがない

 
グリムとデュースが頑張ってはいるがもう限界のようなので
ダイヤモンド先輩と二人の間に立ち攻撃を止めさせる




ケイト「おっと…危ないよ〜Aちゃん」

『大丈夫ですよ。俺には当たりませんし(・・・・・・・)
ダイヤモンド先輩、ここは見逃してください。タルトを持ってくればいいんですよね』

ケイト「そうだね。それがルールだし」

『なら、タルト持ってくるんで今日はこれで。
エース、デュース、グリム出直すぞ。それにもうすぐで授業が始まる』


 
 
 
 
渋々といったように俺の後に続く三人




ケイト「じゃあ、ばいばーい」




ダイヤモンド先輩は笑顔で見送り、俺達はハーツラビュル寮を後にした

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翡翠 - 初めまして!翡翠と申します!トレイ先輩の苗字、クローバー先輩じゃなくて、クローバ先輩になってます! (2021年7月28日 15時) (レス) id: f88e6ce06f (このIDを非表示/違反報告)
オルガ(プロフ) - EVENINGさん» コメントありがとうございます。ご指摘されたところ直させていただきました (2021年5月30日 21時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
EVENING - 初コメントで指摘すみません。 52話のエースSide「日の光」が「火の光」になっていますよ。 (2021年5月26日 19時) (レス) id: 47337725d2 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» コメントありがとうございます!!良かった!!!! (2021年3月27日 16時) (レス) id: 9fc179e20a (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 今宵さん» コメントありがとうございます!実は参考にしましたw (2021年3月24日 17時) (レス) id: 9fc179e20a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルボナーラ | 作成日時:2020年11月4日 0時

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