本24 END ページ24
.
「レポート難しい……」
今野「まーた頭から煙出し始めちゃったよ」
佐々木「俺の専攻よりAの所はほんと難しそうだよなー頑張れ！」
ライブが終わって数日たったごく普通の平日
私は実習後のレポート作成に追われていた
今日は中村書店に今野くん大光と私
矢花「あれからAちゃんがこのお店にいるの当たり前になっちゃったよね」
今野「いいことじゃん……まぁ嶺亜がAちゃんと頑張るって張り切ってるんだから」
佐々木「嶺亜の彼女しててなんか酷いことされてない？？」
「されてないから(笑)」
そう、あのライブが終わったあと私と嶺亜くんは付き合ったのだ
まだお互い知らない事とか多いけどそれも含めてゆっくりと時間をかけて知っていこうって事になった
矢花「嶺亜さんもう少しで戻って来るんじゃないかな？？」
「わぁぁぁどうしよう……全然レポート終わってないよ…」
中村「何が終わってないってー？？」
佐々木「レポートまだ1枚も終わってないよ」
「……難しすぎる…ちょっと休憩します！！」
席を立って逃げるように書物が詰まれている方に隠れる
ふと目に入ったのが【黄色い世界】だった
そういえば嶺亜くんもこの作者好きって言ってたなぁ…
??「なーにみてんの？？」
後ろからギュッと抱きしめられ顔を見ると嶺亜くんだった
「黄色い世界……初めて嶺亜くんと語れたのってこれのおかげだったなぁって思ってさ」
中村「そうだね〜かなりマニアックな作家さんだから知らないかと思ってたしね〜……でも一番の思い出はこれじゃない？？」
そう言われて店の外に連れていかれる
外はさっきまで晴れていたのに急なゲリラ豪雨並の大雨が降っていた
「確かに……私たちこの雨が無かった出会ってなかったかもしれないしね！」
中村「まぁAちゃんが琳寧とか大光に連れてこられなかったら…だけどね(笑)」
「確かに(笑)」
中村「俺さぁ雨めちゃくちゃ嫌いだったんだけどAちゃんと出会えたから今だとすっげぇ大好きなんだ。
俺はさ…まだまだアイドルもバンドもして行きたいって思ってるしそれをやっていくことによってもしかしたらAちゃんを傷つけちゃうかもしれないけど1番大好きで一番大切なのには代わないからね」
苦い珈琲と甘酸っぱい恋
湿っぽい空気だけど素敵な人に合わせてもらえてほんとうにありがとう
.
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←本23
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
🩵 - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2023年5月5日 9時) (
レス) id: 40b27524ea (このIDを非表示/違反報告)
☺️ - 続きの展開が楽しみです！ (2023年2月9日 22時) (レス) @page8 id: f66bc663cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さぴ | 作成日時：2022年9月1日 19時
