カウンターのお兄さん【中村嶺亜】

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7月7日



遂に、みんなのライブ当日になった


あれから数回バンドの練習があるから〜とか当日のメイクどうしよ〜とかなんやかんやでメンバーの皆さんはすごく連絡下さってた…


でも、悔しい事に私は連絡が貰ってた時絶賛テスト期間中でそれどころでは無かった


2日前にテストが終わった頃には嶺亜くんのお店はもう店休日になっていたし大光も授業が終わったらすぐスタジオに向かってたみたいでまともに会話をしたのは琳寧くんぐらい



まだライブまで時間があるからどうしようかなってウロウロしていると喫煙所？？から見覚えのある人が出てきた



「今野さーん！」



今野「Aちゃんじゃん、来てくれたんだ」



「もちろんですよ、皆さんの生演奏楽しみにしてたんですから！」



今野「そっか、嶺亜達にはもう挨拶した？」



「それがまだでどうやって楽屋に行けばいいのか分からなくて……」



今野「そした一緒においで、案内してあげる」



そう言って一緒にエレベーターに乗って楽屋の場所まで案内してもらうことになった


エレベーターに乗ってるいる時は2人でたわいもない会話をしていたが時々今野さんから甘い香水の匂いとタバコの匂いが混じって凄い大人な色気を感じてしまい1人でドキドキしてたのは誰にも言えない



今野「ここが楽屋ね」



案内してもらったところには【7MEN侍】という張り紙がしてありひと目でわかる用になっていた



「ありがとうございます！助かりました」



今野「いいえ〜あ……入る前にはお願いがあるんだけどいい？」



「なんですか？？」



今野「今野さん…って他人行儀過ぎるからもっとフランクに呼んでよ」



「わかり…ました……今野くん…？」




すると嬉しそうに笑って楽屋の扉を開けてくれた
一見怖そうに見える今野くんだけど可愛い一面もあるんだなって新しい発見をした


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