168cmの＆2 (ページ35)

今日:30 hit、昨日:26 hit、合計:77,262 hit

靴紐ページ35

丸井side

丸「うわ、もう10時やん、」

夜遅く、事務所の人と打ち合わせを行って解散し
時計を見ると10時になろうとしていた

明日も別に早くないし少し遠回りして帰ろうとしてると

ｷｭｯ…ｷｭｷｭｯ

シューズの音がして恐る恐る中を覗くと見慣れた1人の
メンバーの姿があった

あ、シューズの紐解けてる
汗もすごくかいてて、息も上がっている

とめないとやばいな

丸「、、、廉」

そう、その正体は廉だった

廉「あ、、A、。」

丸「NANANA？」

そう声をかけると、廉は床に座り込んだ
私もその隣に座る

廉「俺だけ覚えられてないから、ちょっとでも練習せなあかんねん、笑」

丸「難しいよねーこれ」

廉「、Aは出来てるやん」

丸「はじめから出来るわけじゃないよ笑私は振り付けしてないし。出来るまで練習してた」

廉「なら俺やって練習せんとな」

丸「私と廉は違うよ〜、私は何回も踊って身につくタイプ、廉は少しずつ着々と身にしみさせていくタイプ」

廉「そんなゆっくりしよる暇ないんですわー」

丸「体壊してでもやるつもり？」

そう言って廉の靴紐に手を伸ばして結ぶ

廉「あ、外れとったんや、ありがと」

丸「それに気づかんぐらいずっとやってたん？」

廉「時間ないんやもん」

丸「廉、売れっ子さんだもんね〜」

廉「Aに言われたないわ笑」

丸「いやいや、あ私飲み物買ってくる。スポドリでいい？」

廉「うーん、ありがと」

そう言って伸びをする廉を置いて、レッスン場を出た

丸「はぁ、ばればれなのよ」

紫「あれ、ばれてたの？」

そう、平野さんさっきから私たちのこと見てたんです

丸「多分廉は気づいてないよ」

紫「うん、だろうね」

紫耀と廉が色々あった時、廉は紫耀といるのを嫌がって、
紫耀も無理に近づきすぎないようにしてた

その時もずっと心の中で廉のこと心配してたんだよ紫耀は。