占いツクール
検索窓
今日:306 hit、昨日:454 hit、合計:358,214 hit

8、医務室の彼は目敏い ページ10

Aside

「あ、ここっすよ」楽しく色々な会話をしていると、不意にショッピさんが立ち止まる。
立ち止まった前には、いかにも医務室!と言ったこざっぱりした磨りガラスの扉。
薬品の匂いがする辺り、ここが医務室らしい。

「多分しんぺいさんいますし、このまま入りましょうか」チーノさんがガラリと扉を開ければ、「どしたんや?」とこちらに向かって歩いてくる水色の長髪の人が見えた。

「わ!君がAちゃんやな?よろしくな〜俺しんぺい神って言います〜。ペ神でもしんぺいでも自由に呼んでな?俺は基本的医務室からあんまり出えへんから、会いたくなったり怪我したりしたら医務室に来てな〜。」人懐こい笑顔で言う彼は、きっと優しい人なのだろう。
よろしくお願いします、と頭を下げて、上げた時だった。

「Aちゃん、ちょっとこっち来て?」としんぺいさんに手を引かれる。
「え、ちょ、しんぺいさ「ショッピとチーノはそこで待っとって」
困ったようにこちらを見るショッピさんとチーノさん。なんかごめんなさい。
「おぉペ神…とAやんけ、」途中のベットには、トントンさんを見舞いに来たであろうコネシマさんとゾムさんがいた。やはり2人もこちらを心配そうに見ている。

奥の個室に着くと、ドアを閉めて、しんぺいさんが私の両肩を掴む。これから何が起きるのだろう、とぎゅっと目をつぶった時だった。

「…Aちゃん、暴力受けてた…?推測で悪いんやけど…」

殴るわけでも、罵倒する訳でもなくて、そう優しい声が降ってくる。
「震えとるし、所々顔が痛そうやなって思って。」もし良ければ、湿布とかしたいから、見せて欲しいなんて言う彼にじんわりと心が暖まる。

そうだ、ここはあの忌々しい国じゃない。優しい人しかいないのだ。
彼の診察を快く引き受けると共に、私はひとつの交換条件を出させてもらった。それは

ショッピさん達もいる前で治療を受ける、ということ。
もしかしたら引かれるかもしれない。それでも、心配してくれた彼らの前で受けた方が、少し安心になるかも、と思ったのだ。

「Aちゃんが言うならそうしようか。」

優しく微笑んだしんぺいさんが、まるでお日様みたいに暖かったのは、ここだけの秘密にしよう。

9、久しぶりの暖かさ→←7、さあ探検だ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (243 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1038人がお気に入り
設定キーワード:wrwrd , d!
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

雲雀(プロフ) - わらび餅ィさん» なんとも嬉しい言葉…!これからも頑張ります!! (11月28日 18時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ィ(プロフ) - 雲雀さん» こう言う系あまり読まないからどうだろうとか思ってた自分を殴りたいくらい面白いので頑張ってください! (11月28日 14時) (レス) id: a2949d225d (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - わらび餅ィさん» わらび餅さん、返信遅れてしまい申し訳ございません!はわ〜!!ありがとうございます!!これからもどうぞよろしくお願いします!!面白いお話を皆さんに届けられるよう頑張ります!! (11月28日 14時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ィ(プロフ) - こんばんは!物語面白いからいつも読ませて貰ってます!ランキング1位おめでとう御座います! (11月25日 18時) (レス) id: 41f911fbc7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雲雀 | 作成日時:2020年11月21日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。