姉に見捨てられたら、幹部達に愛され過ぎている件について

15、童○って、なんだ？ ページ17

⚠下ネタがあります
そしてほぼネタです

Aside

私の口に美味しいご飯を運んでくれたゾムさんとコネシマさんが、トントンさんのゲンコツで縮こまる。

「飯無理やり食わしたらトラウマなるかも知らんやろが！人のキャパを超えさすなぁ！」「ちぇっ…」「あん？？？ゾムなんや文句あんのか？」「Aちゃんごめんな」「すまんかった…」
トントンさんからの黒いオーラが出た瞬間、ゾムさんとコネシマさんが即座に謝ってくれた。

『いやいや！美味しいし、もう少しなら食べれますから大丈夫です！！』これは本音だ。
美味しすぎて、ペロリと食べれるが、太りたくはない。
だから少し控えたんだと言えば、トントンさんが頭を撫でながら「遠慮せんでもいっぱい食べ？これ野菜沢山使っとるからそんな簡単には太らんで？」
と言ってくれた。

「まあ、コネシマ達がしたことは許さんでもええからな。」「そうですね、無理やり食べさせるのは良くないですし」「なんやエーミール。」
ロボロさんとエーミールさんがこちらを労わってくれる。
『楽しいので大丈夫ですよ？ロボロさんとエーミールさんと、トントンさん！ありがとうございます！』
笑顔を浮かべてそういえば、途端に3人はぷしゅぅ〜と音が鳴るくらい顔を赤く染めた。

「いやっ！そのっ！ね？」「とっ…当然のことしたまでやで！？」「そうですよ！！？」顔が真っ赤になってるが大丈夫だろうか。

「ア“ーーーッハッハッハッ！！！童貞3人がA相手に体制なくて照れとるわ！！！」「おっ、さすが童貞、可愛い子の前やとダメやなぁ」「なになに？童貞がどうしたの？」
コネシマさんが笑いながら3人を煽り、ゾムさんとシャオロンさんがそれに便乗する。

『…童貞ってなんですか…？』

私が聞けば、さらに顔を赤くさせるトントンさん達と、楽しそうな顔でこちらを向くコネシマさん達。

「お、知らんのけ！？Aよう聞いとけ！童貞って言うのはなぁ！」
「コネシマごらぁぁぁぁぁあ！！！！！」
「トントン必死やんけwwwwwww」


その後、すごく楽しそうに追いかけっこが始まってしまったので、結局童貞がなにかわからなかった。


けど、今日のごはんは久しぶりにすごく楽しいものになった。
これからずっとこういう風に誰かと食べれるのは、前よりも生きるのが楽しみだなぁ、なんてぼんやりと考えながら私は見守っていた。

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