30、第1回ドッキリ大作戦 ページ33
Aside
「なあなあA、今からドッキリしようや！！！」
…おはようございます、皆さん。
ただいま時刻は朝の五時です。…もう一度言います、朝の五時です。
先程ゾムさんに起こされました。
… な ぜ 起 こ し た
『…ねむいです…』「俺もや！！！」
… だ か ら な ぜ 起 こ し た
『では何故…？』「そうそう！今からみんなに寝起きドッキリっちゅーもんをしようと思うねんな？」『…？なぜ…？』「面白そうやん？」ええやろぉ？と私の頬をむにむに引き伸ばすゾムさん。
脈絡無さすぎるでしょう、あまりにも。
しかし、興味が無い訳では無い。
『…ほとんど見ていてもいいですか？』「…んー…あんまり良くはないけど、初心者やもんな！ええで！！」かなりノリノリらしい。
寝起きドッキリに初心者もプロもないのでは…？
なんて思いながら、ウキウキ私の手を引く彼に大人しく着いていく。
どうやら最初はシャオロンさんらしい。
『…なにするんですか？寝起きドッキリって。』「ん、最初はなTNT置くだけやで。まずは序の口やからなぁ。」『てぃー、えぬ、てぃー？』
なんだそれ…と目を白黒させる私を差し置いて、シャオロンさんから少し離れたところにTNTとやらを置くゾムさん。
そして、あろうことかそれに火をつける。
『…ゑ？』「伏せ！」『！？！？』
訳の分からぬまま、ゾムさんと一緒にその場に伏せの体制をとる。
その五秒後に、とてつもない爆発音が響く。
…耳が痛い。とても痛い。ゾムさんを恨みがましく見つめれば、ゾムさんは何処吹く風。
…耳塞いでたんだろうな…。
「ｯｺﾞﾎｯ､ｸﾞﾌｯ…だっっっっっれやねん朝からTNTなんて物騒なもん置くのぉ！！！！！」
髪がボサボサで、服もボロボロになったシャオロンさんが私たちの方を向く。
「あ。」『…ごめんなさい…』「…Aちゃんに変なこと教えとんのはお前かゾムこらぁぁぁ！！！！！！！！！！！」
怒るシャオロンさんと、楽しそうなゾムさんを横目に、この割れた窓ガラスをまずは掃除しないとなぁ…とホウキを取りに私は立ち上がったのだった。
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雲雀(プロフ) - わらび餅ｨさん» なんとも嬉しい言葉…！これからも頑張ります！！ (2020年11月28日 18時) (
レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - 雲雀さん» こう言う系あまり読まないからどうだろうとか思ってた自分を殴りたいくらい面白いので頑張ってください！ (2020年11月28日 14時) (レス) id: a2949d225d (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - わらび餅ｨさん» わらび餅さん、返信遅れてしまい申し訳ございません！はわ〜！！ありがとうございます！！これからもどうぞよろしくお願いします！！面白いお話を皆さんに届けられるよう頑張ります！！ (2020年11月28日 14時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - こんばんは！物語面白いからいつも読ませて貰ってます！ランキング1位おめでとう御座います！ (2020年11月25日 18時) (レス) id: 41f911fbc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲雀 | 作成日時：2020年11月21日 1時
