報復し終わったんで幹部に思う存分溺愛されたい件について 【短編集】

書記長と子犬と時々チワワ ページ20

⚠ 今回Aちゃん出てきません！

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tn「あ〜…無理疲れた…」
かたかた、パソコンを打ち終わって死んだ目で虚空を見つめため息を着く俺、どうも童貞です。

tn「エナドリエナドリ……って、あ。」
缶を持ったら分かる。中入っとらんやん。

tn「うわ萎えますやん…」
5徹だったか6徹だったか。
もう何日も椅子の上に座っているので重くなった腰を上げ、俺はのろのろと自販機へと向かう。

がこん、がこがこん。
自販機でエナドリを3本ほど買って、自室に戻る途中。
ふと視線を感じて、俺はのっそりと下を向く。

もふもふの毛玉。
つぶらな瞳。
くぅ〜ん、と甘えたような声。

tn「お前なんでここおんねん…」
なんと、そこには捨てられた子犬。

tn「…」
もふもふ…
tn「ちょ、ちょっとだけ…」
もふもふもふ…
tn「…ええよな、俺育てたるから…」
もふもふもふもふ…

連チャン徹夜の俺にはこのもふもふを見捨てるなんて無理な話でした。

tn「お前なんて名前なん？」
犬「わん！」
tn「うーん、ちょっと分からんわ」
犬「わふわふ、わん！」
tn「わふわふかぁ。そうか。」
kn「わん」
tn「…うわぁ気持ちわるぅ！！！！！！」
kn「あ“っはっはっははは！！！！！
なんやお前あ“っははは！！！！」

…はぁぁもうびっくりした。
もうシッマ…後で粛清や。

kn「ほーん？いぬか。」
tn「犬や。」
kn「なら牛乳貰いにいこか。エミさんなら持っとるやろ」
tn「頭ええな。」

飼ったるからな、いぬたろう。

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