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第92話 byウィル ページ2

「さて...どうするかね?」

外交官の氷のような視線が体に突き刺さる。
周りは敵兵に囲まれている。どうせ、僕を逃す気なんてはなからないのだろう。
この状況で出す事の出来る答えはただ1つ。

「ああ...その条件を飲もうじゃないか!ただし、絶対に約束を破るな...お前らが約束を破れば僕は舌を噛み切って死んでやるっ!」

そう言うと...いや、声を枯らして叫ぶと外交官はまるでゴミを見るような目で僕の目を見てから「コイツを地下牢に連れて行けっ!」と敵兵に命令をして何処かへ行ってしまった。
腕を乱暴に掴まれ引きずられながら地下牢に連れて行かれる。僕はこれから来るであろう地獄に備える事しか出来なかった。

___________
「入れ」

敵兵の1人に肩を押されて押し込まれる。
てっきり、もっと酷い部屋かと思えば必要最低限のものがある普通の部屋だった。
僕が不思議そうに顔を傾げているとさっきの敵兵が

「お前はまだ死んでもらうといけないから、これから1週間はお前が思ってるような事はしない。1週間後を楽しみにしときな」

そう言い終わると憎たらしく笑う。

「そうですか、こっちは総統ですよ?礼儀がなっていませんね?ただの*兵士*さん」

皮肉たっぷりにそう言えば1人殴りかかってきそうになったが周りの奴らが止めて僕を睨みながら部屋を出て行く。

地下牢に1人だけになってしまった。
サンレーム国が心配だな....
ベットに座ってみると固くなくて柔らかかった。
そのまま、ベットに座りこむ。
寝たらダメと分かっているのに落ちてくる瞼を止める事が出来ない。

睡魔に勝つ事が出来ずベットに身体が沈んで行く。
みんなは大丈夫なんだろうか。
まぁ、みんなの為なら自分の心臓に杭を刺して死ねるのだが。

みんな、無事なら良いけど。

思考が何も回らなくなり目の前が真っ暗になる。
まだ、地獄は始まったばかりだ。

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時空のラテ(プロフ) - 皆様お久しぶりです。ようやく更新です。 (6月10日 14時) (レス) @page46 id: 12bfae36c2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉@低浮上 - 梅雨瑠さん» こちらも…!ありがとうございます! (2020年10月18日 20時) (レス) id: 91c6fa7187 (このIDを非表示/違反報告)
梅雨瑠 - 更新頑張ってくださいね!←読者 (2020年10月18日 9時) (レス) id: a2731c2f1a (このIDを非表示/違反報告)
らなこな@新しく始めました!(プロフ) - 臨海凛師さん» ふぁ!?読者様からのコメント...!読んでくれてありがとうございます! (2020年10月18日 8時) (レス) id: 6e36cc4795 (このIDを非表示/違反報告)
臨海凛師(プロフ) - 更新頑張ってください(読者) (2020年10月18日 6時) (レス) id: ad2c0a2c17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サンレーム国幹部一同 x他3人 | 作者ホームページ:無い。  
作成日時:2020年1月10日 22時

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