【続編！】 とある軍の幹部事情！

第78話　byルーシュ ページ37

一時間ほどすると、急に敵が来なくなった。

マップを見ると、生体反応が地下室から１つ消えていた。

多分相手の誰かかな?

とか考えていたら着信が来た。クロさんからのようだ。

『どうしました〜?』

「ん、あぁ、ここの一番上を殺ったか…ら…」ﾌﾟﾂｯ

んん?…あぁ気絶しただけか。誰かが回収するでしょ。

数分後

総領達は中間拠点へ帰ったので、

『これから敵軍陽動作戦を始めます。

出来れば殺めるのは一人につき二人か三人にしておいて下さい。

第一部隊、スパイ班は城の使用人等の誘導、

潜伏班は幹部格の人間の拷m((尋問をお願いします。

第二部隊の国民班は軍に反発しようとしている国民を集めて下さい。

援護班は三班の全体的な援護をしてください。

これで現時点の各班の指示を終わります。』

っふう。指示は終わったし、私達も動こうかな。あまり長居しても悪いし。

『おーいノール。移動するぞ。』

「うーい、敵も片付けたしな。」

「でも、今動いたら指示ができないんじゃ?」

『あぁ、それは移動式のを使うから大丈夫！』

「ん。ならいけるね。そこに馬車があったしそこで指示しといたら?」

『うん。そうしとくわぁ。』

ノールに案内されて馬車の所へ行くと、ちょうど良い大きさの馬車があった。

これはノールに運転してもらうか。私できないし。

『ノールが運転してー』

「そう言うと思った。」

『あ、そう?ならよろしく〜』

「ん、りょーかい。乗って〜」

『はーい』

よいしょっと、結構重いなこれ。

『乗せたし乗った〜！』

「はーい。揺れるから転けないようにね」

『はーい』

ｶﾞﾀｺﾞﾄｶﾞﾀｺﾞﾄ

「ほい、ついたよ中間拠点。」

『え?！もう?！』

『指示したりしてたから気付いて無かった…』

「まじかよ…気づけ」

「気づかないって重症だよ?」

『はえ〜マジか。』

『とりあえず私は中間拠点に戻るわ。』

『ノールはそれ、戻しとき』

「はーい、りょーかい。」

ノールには隊長の考えはあるのだろうか。もしかしたら家出したのかもしれない。

とりあえず中間拠点の管理局へ行って通信器具等を付け替える。

んで、マップを見てみると第一部隊は帰って来ている。大丈夫そう。

第二部隊は…ん、行けそう。

そんなの考えていたら第一部隊が帰って来た。

一応各班に一人幹部格を付けたらしいけど…

おー、帰って来た帰って来た。

スパイ班にはノールが、潜伏班はなぜか私がついている。

国民班はルヴァナさんが、援護班はレオンハルトさんがつける時についている。

さて、第一部隊の安否は分かった。後は第二部隊だけ。

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