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「ねえ、」
背後に立つ彼、瑞稀からものすごい圧力を感じるけど、絶対に振り返らない。
「…無視、ねー。」
「…いっ、」
「行くよ、A。」
彼からの呼び掛けを無視してずっと作ちゃんの方を見ていると強く掴まれ、引き上げられた腕。
「…離して。」
「嫌だ。」
「離してってば。」
「無理。」
「…。」
離して、としか言わない私と絶対離さない瑞稀で話は全く前に進まず、呆れたようにとりあえずどこかで2人で話したら?と言った涼くんの言葉で私は立ち上がった。
2人に迷惑かけるわけにはいかないし。
「涼くん、作ちゃん、今日は突然ごめんね。
ありがとう、楽しかった。」
「気にしないで、ちゃんと仲直りしてき…」
「…ぅわっ、」
まだ涼くんと話してる途中なのに今までの比にならないくらいの力で腕を引っ張る瑞稀によって涼くんから引き離される。
「…何!?」
強い口調で言った私を見て悲しそうに眉を下げる瑞稀につい、なんでもないよ、ごめんね、と言ってしまいそうになる。
それを必死で抑えて気になっていたことを聞いた。
「今日、バイトだったんじゃないの?
どうしてここに?」
「…そ、それは、」
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あや(プロフ) - 嬉しすぎます!ありがとうございます! (2019年12月28日 22時) (レス) id: 932c67e408 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - あやさん» はじめまして!ありがとうございます!今のところ付き合ってからのお話を番外編に書こうかなーと思っています!なんかリクエストがあったらTwitterまでお願いします (_ _*) (2019年12月26日 14時) (レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - みぃさんはじめまして!このお話しもっと読みたいです(;_;)付き合ってからのお話しもぜひ書いてください! (2019年12月26日 1時) (レス) id: 932c67e408 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 美李愛さん» 2年ですか!これからも楽しんでいただけると嬉しいです!! (2019年12月24日 21時) (レス) id: 94b7ce129f (このIDを非表示/違反報告)
美李愛(プロフ) - 瑞稀くんは2年位好きだけど最高です! (2019年12月23日 19時) (レス) id: 0382d94ee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ | 作成日時:2019年12月14日 21時