首領の女【番外編】

人だかり ページ3

佐野
「タケミっち〜」

龍宮寺
「お前、また嫁連れてきたのか」

花垣
「あっ、マイキー君、ドラケン君！」

ヒナ
「こんばんは」

龍宮寺
「こんばんはヒナちゃん
そーいや、エマ見てねぇか？」

花垣
「エマちゃんですか？
ヒナ、エマちゃん何処にいるか知ってる？」

ヒナ
「エマちゃんならAちゃんと一緒に
神社の向こう側に居ますよ」

佐野
「え、A来てんの？」

ヒナ
「はい、一緒に来ました」

龍宮寺
「あっ、ちょっと待てって
ごめん、向こう行くわ
またなタケミっち」



















ドラケンはマイキーを追いかけようとしたが
途中、止まってしまった



















龍宮寺
「ちょっ、いきなり止まんなって、危ねーだろうが」

佐野
「なにあれ....」

龍宮寺
「ん？」



















マイキーの目線の先には
たくさんの人が集まり
こそこそなにかを話していた
その中心にいるのは
間違いなく探してる人物だった
時折、エマの声が聞こえてきた
ふたりは話に夢中なのか
囲まれてることすら気づいてないみたいだった



















佐野
「............ムカつく」

龍宮寺
「えっ....」



















どかどかと人を押しのけ
中心に向かって歩いていくマイキー
ため息をつきながらそれに着いて行った

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