湯煙 ページ48
あー、疲れた。なんだあのカフェ
ギタラクルさん置いてきたけど大丈夫かなー。
飛行船の螺旋階段を登りながら欠伸をする。
萌えカフェから逃げるように出てきたところで、丁度露天風呂の案内板を見つけたのだ。
『楽しみだな。天空の湯だっけか』
滝のオブジェを潜り抜けて、入り口にある湯あみをとる
珍しいな、湯あみなんて。初めて着るかも
こんなに夜遅くだし、みんな明日試験だし。多分中には誰もいないはず
ししおどしの音が響く脱衣所でのんびりと湯あみに着替えながら、ふと考える。こんなに豪華なんだから多分、ビジネスでも使われてるんだろうなこの飛行船
『さ、入ろ〜』
お風呂の扉を押し開けた瞬間に、大量の白い湯気が辺りを漂い始める。
飛行船の末端にあるみたいだし、まるで空の中にいるみたい。
感動しながら湯船に浸かると、風で湯気が晴れて、回りに広がる雲の白さと星空が視界に飛び込んでくる
ここまで幻想的なんだ！視界の中央には明るい三日月も架かっている。
「月が綺麗だね？」
『は？』
情景に合う甘い声に振り向くと、素晴らしい腹筋と白い肌
え、覗き？いや覗きならもっとこっそりしろよ！！
「混浴って書いてあったよ♦」
『湯あみもありました？』
うん、と頷くヒソカさん。綺麗な赤髪が湯に濡れて、目にかかっている
『湯あみがあったなら着なきゃダメでしょ！いやもう遅いですけど！』
「キミも露天風呂にいるとは思わなくて♥」
『こっちの台詞ですね』
美男と絶景。聞えは良いのに相手がこれだからな……
諦めて遠くを見ていると、肩に細い指が触れる
「でも少しギタラクルに妬いちゃうね♠」
『はい？』
「キミの獣化を収めちゃった♥」
ヒソカさんが私の獣耳に触れる。ピクッと動いた耳で水の飛沫が飛んだ
うーん。それについては私も…実家で狼でも飼ってるのかな
「今更なんだけど、Aの弱点が耳なのってさ」
『HAHAHA！ちょっと黙れます！？』
大発見をしたように目を輝かせているヒソカさん。
いやいや、狼の耳が敏感なのは耳が良いからさ！それ以外に理由なんてないさ
『ではそろそろ私は上がりますね！』
もう飛行船内うろつかないで部屋に行こうか！
……あれ、そういえば私の部屋って443だったよね "自由"参照
443、あれ、嫌な予感がするな？
『ヒソカさん。部屋番わかります？』
「444だったかな♦」
『オーマイゴオーットォ！！』
￣￣
『はは、キルアきゅんあたりと混浴したかった』
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shela(プロフ) - さん» 教えてくださってありがとうございます〜！ (2022年8月13日 21時) (
レス) id: 9d22579331 (このIDを非表示/違反報告)
- ページ37の勘違い、事業説明してます… (2022年4月29日 11時) (レス) @page37 id: a8792a9d0d (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - momoさん» コメントありがとうございます！とりあえずヒソカのリクエストがあったのでヒソカオチは必ず書きます。リクエストがあったキャラは全員分岐として書いていく予定です！後は続編で登場するルイスぺトロと私が書きたいキャラ達も入れます！あやふやでごめんなさいm(_ _)m (2019年2月16日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 落ちは誰ですか？ (2019年2月16日 21時) (レス) id: 3eab5fcd02 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - アルテミスさん» 読んでいただき、さらにコメントまでありがとうございます( T∀T) 私なんかの作品で笑っていただけるなんて嬉しいです！嬉しさのあまり現在進行形で三点倒立しております！更新、頑張りますねっ(*≧ω≦) (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shela | 作成日時：2018年6月11日 19時
