飼い狼 ページ47
『あと私、ヒソカさんに嘘つきました。自分の年齢が詳しくわからないって。わからない訳じゃなくて、人間歳に換算できないんですよ。見た目とは比例しない種族なので。』
「ククク、ボクが気づかないとでも♦あきらかに10代の見た目じゃないし」
軽くディスられながらも、理解されていたことに少しの安堵を覚える
「君が働いているのは父親の借金が原因?それとも」
『父の借金は本当です。失踪の繋がりは知りませんがそこは祖母が何とかしてます』
あとは請求額返しますって貴様このまま質問攻めにするつもりだな!?
「バレた?♥」
危ない危ない、色々話し始めるとこだった。
一息ついていると扉がバン!と開く音がした
カツカツ、と近づく足音。ヤバイ今絶対泣き顔。え?そこじゃない?
ヒソカさんが私を片腕で隠すように近くへ寄せる
まさかこの人に初めに話すことになるとは誰が考えるだろう
「誰かいるの?」
あれ、この声って
「ギタラクルかい?」
「え?なにお楽しみ中?ごめんね空気読めないで」
『待ったあ!勘違いさせたままそいつを帰すべからず!』
「あれ、Aじゃん。なにその耳と尻尾。」
私は獣のように伸びきった爪で傷つけないように慎重にヒソカさんの腕を剥がす
『これには事情があってですね?』
「いいや、ちょっと一緒に来て」
そう言うなり私の腕を掴むギタラクルさん。なにこの人権もプライバシーも無さそうな人
『この見た目じゃあの人ヤバイ性的嗜好してると思われるでしょう!!!』
「ま、気にしなくてもいいと思うけど?ほら、」
そうギタラクルさんが私の頭を撫でた途端
あれ、耳が消えたぞ?爪も……
『ギタラクルさんってもしかしてペットとか飼ってます?』
私のこの獣人モード。時間がたつか気持ちが静まるかでになるかでいつもの姿に戻るけど
「ああ、一匹ね。もういいでしょ。行くよ」
行きたいカフェ設備があってと私を引きずるギタラクルさん
へぇー。カフェ。まさかカップル専用とか?あ、待ってそれって
「ご来店ありがとうございますにゃん!ハニーとダーリンのお名前を教えてにゃん?」
「れいくんとくーちゃんで」
「2名様ご案内にゃり〜」
『だよね?やっぱそうなるよね?ギタラクルさん趣味ヤバイですよ?!』
「怒ったにゃん?」
『ぐ、店内の内装めちゃかわにゃん!!』
 ̄
「お勧めのラブリーべりーケーキで〜さんっはい!」
『もえもえにゃん!』
「ふっぶふっw」
『いやお前も言えよ!!』
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shela(プロフ) - さん» 教えてくださってありがとうございます〜! (2022年8月13日 21時) (レス) id: 9d22579331 (このIDを非表示/違反報告)
- ページ37の勘違い、事業説明してます… (2022年4月29日 11時) (レス) @page37 id: a8792a9d0d (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - momoさん» コメントありがとうございます!とりあえずヒソカのリクエストがあったのでヒソカオチは必ず書きます。リクエストがあったキャラは全員分岐として書いていく予定です!後は続編で登場するルイスぺトロと私が書きたいキャラ達も入れます!あやふやでごめんなさいm(_ _)m (2019年2月16日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 落ちは誰ですか? (2019年2月16日 21時) (レス) id: 3eab5fcd02 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - アルテミスさん» 読んでいただき、さらにコメントまでありがとうございます( T∀T) 私なんかの作品で笑っていただけるなんて嬉しいです!嬉しさのあまり現在進行形で三点倒立しております!更新、頑張りますねっ(*≧ω≦) (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shela | 作成日時:2018年6月11日 19時