念能力 ページ4
「ん？ここってバイトの子、いたっけ？」
『ここって週一で仮装大会始まるシステムだったっけ？』
店内のお客さんがざわめくのを見かねておばあちゃんが私に目配せしている
追い出せって？ちょっと私には難易度が高すぎるわ
赤髪ピエロがつかつかと私と距離を詰めてくる
白い肌と筋肉質な体躯。
高いヒールが似合う、その姿が異様だった
「そんなにドン引きしないでくれよ♦」
金色の冷たい瞳がキラキラと輝いているところを見ると、人を驚かして楽しむ趣味でもある人なのかな。いや、そうなのか？
『えっと、ちょっと物理的な距離が……』
なんだろう、この寒気。
酔いが一瞬で冷めた
危ない空気を察して慌てて目をそらす
なんですかこの人。トランプマーク口から出てますよ
ヤバイ人に引っ掛かったわどうしよう
「ちょっと、ごめんね?」
『はっ！？』
呆然と立っていると、スッと白い腕が伸びてきて私の思考は一旦停止する
ちょっと待って、なんだこの人腕のリーチが長すぎる
『待って、それ以上くると防衛本能出ちゃうから！いや、おふざけなしで！』
言っている間にも発動条件が揃ってしまったようだ
首筋に白い指先が届いた刹那、私の身体が青白く光り、赤髪が目を見開く。
「クウ〜ン」
「え♦」
純真なスカイブルーの瞳の周りは、銀色と黒のコントラストの体毛が美しく輝く
突如夜の酒場に現れたのは、シベリアンハスキーっぽいかわいい子犬。
念能力。それは、生活に紛れて私の一部になった能力だ
『やべっ、また失敗した』
「こら!なにしてんだいあんた!」
『ごめんっておばあちゃん、ホント悪いと思ってるから。ていうか今は酒場に動物が居ることより孫が変人に迫られてることを気にしてほしかったな!』
般若のような顔をしたおばあちゃんがこちらを凝視している
『分かった、ちょっと待ってて。このお客さんどうにかしたらすぐ外に連れてくから!』
「こら、そんな言い方お客に失礼だろう」
失礼って……。何が。あれかな、わんちゃんにかな。そうだよね、外に出すのはわんちゃんじゃなかったわ
『分かった、失礼がないようにこの不審者外に連れてくから』
「違う!」
____________________________________
『失敗は成功への道だって、よく言うよね。』
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shela(プロフ) - さん» 教えてくださってありがとうございます〜！ (2022年8月13日 21時) (
レス) id: 9d22579331 (このIDを非表示/違反報告)
- ページ37の勘違い、事業説明してます… (2022年4月29日 11時) (レス) @page37 id: a8792a9d0d (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - momoさん» コメントありがとうございます！とりあえずヒソカのリクエストがあったのでヒソカオチは必ず書きます。リクエストがあったキャラは全員分岐として書いていく予定です！後は続編で登場するルイスぺトロと私が書きたいキャラ達も入れます！あやふやでごめんなさいm(_ _)m (2019年2月16日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 落ちは誰ですか？ (2019年2月16日 21時) (レス) id: 3eab5fcd02 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - アルテミスさん» 読んでいただき、さらにコメントまでありがとうございます( T∀T) 私なんかの作品で笑っていただけるなんて嬉しいです！嬉しさのあまり現在進行形で三点倒立しております！更新、頑張りますねっ(*≧ω≦) (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shela | 作成日時：2018年6月11日 19時
