怪物屋の半妖娘 (ページ26)

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6-4話ページ26

入ってきた紺ちゃんとアヤちゃんが睨み合っていれば隠神さんが声をかける。

原宿で女の人が顔を傷つけられる事件があったらしい。

「報道では伏せられているが実際は傷つけられるなんてもんじゃない。顔のパーツをむしり取られている」

そこまで聞いてあきちゃんが倒れた。

「あきちゃん！」

あきちゃんを介抱していればアヤちゃんがどんどんと話を進めていく。

「じゃあ、行きましょう夏羽さーん」

「アヤも？」

「お兄ちゃんたち具合悪いみたいだしー、夏羽さんと一緒に居たいんだもーん」

「こ、紺も行くぞ！」

側から見ても顔色の良くない紺ちゃん。

止めようとしたが、私の言うことを聞くわけもなく、3人で向かってしまった。

『隠神さん！いいんですか？』

「あー、別に大丈夫だろ。それより、2人のこと頼んでいいか？」

『え？あ、はい』

隠神さんはそのまま出て行ってしまった。

2人をいつまでも床に置いとくわけにもいかないのでベットに運ぶ。

『大丈夫かなあ？あの3人で』

正直不安しかない。