第11話 ページ11
降谷Side
Aも仕事の時間まで少し余裕があったし、直前に一緒にいたあいつらも応援に呼んだけど、彼らが到着する前に僕と松田で中の様子を見ておこうということになったんだ
階段を登り、6階まで行くと半開きの扉の中から機械音がして、そこを覗いてみると、意識のない外国人の男性…今回の被害者がパイプに拘束された状態でそこにいた
降「気を失っているみたいだ」
松「日本人じゃねぇな」
降「おい、大丈夫か?」
僕が起こしてみれば彼は怯えたように逃げるように顔を晒した
松「落ち着け俺たちは刑事だ。け、い、じ!分かるか?」
オ「《逃げろ》」
僕は彼を縛っているロープをそこら辺に散らばっていたガラスの破片で切っていく
降「ロシア語だ。逃げろと言っている」
松「先に降りてろ。警察に止められたらこの名刺を見せるんだ」
降「《先に降りてろ。警察に止められたら、その名刺を見せるんだ》」
松田の言葉を訳しながらロープを切り終え、男の拘束が解けると同時に隣の扉から物音が聞こえてきた
松「まだお客さんがいるみたいだな」
オ「《俺は逃げるぞ!》」
男は慌てて部屋を飛び出した
貴「あれ?今の人何?」
男の入れ替わりで入ってきたのはギターケースを背負ったAだった
降「A、来たんだな」
松「ここに拘束されていた。恐らく被害者だ。隣の扉にまだお客さんがいそうなんだが…」
貴「そう。じゃあ、行くしかないわね」
そして、Aと僕は警戒した顔で拳銃を抜く
松「なんでも持っているな公安は」
松田は笑って扉に近づく
Aは右から僕と松田は左に待機してAとカウントを取ってから扉を蹴破って、拳銃を向けた
降「動くな!」
中にはペストマスクをつけた人物が手を挙げてこちらを振り返った
2色の液体が入った機械が置かれていた
松「まずいな」
降「なんだ?」
松「後ろのあれは爆弾だ。下手に撃ったらドカンの可能性がある。あの大きさだとこのビルにいたらまずお陀仏だ」
貴「止められる?」
松「止められないとでも?」
降「任せたよ」
貴「流石ね、陣平」
すると、マスクの人物の右袖から拳銃が現れ、凄まじいクイックドローでこちらに発砲をしてきた
それぞれその銃弾を避けるが、その隙にマスクの人物は逃走してしまった
降「待て! 僕は奴を追う、松田は早く爆弾を!」
松「そっちこそ、頼むぜ」
貴「私は陣平のサポートに回るわ」
降「ああ、頼んだ!」
そうして僕は奴を追った
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カルーア - 更新待ってます、頑張ってください! (2023年4月22日 14時) (レス) @page27 id: 4be5c8096e (このIDを非表示/違反報告)
氷桜(プロフ) - 星空ブリキさん» こんばんは!コメントありがとうございます!楽しんでいただけているようで嬉しいです!引き続き当作をよろしくお願いいたします…! (2023年2月26日 20時) (レス) id: 09a5bf80c4 (このIDを非表示/違反報告)
氷桜(プロフ) - アオちゃんさん» こんばんは!コメントありがとうございます!楽しんでいただけているようで嬉しいです!引き続き当作をよろしくお願いいたします…! (2023年2月26日 20時) (レス) id: 09a5bf80c4 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - ハロ嫁だぁああ! 大好きシリーズのハロ嫁見れてめちゃくちゃ嬉しいです! 更新待ってます! (2023年2月19日 17時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
アオちゃん(プロフ) - こんばんは!いきなりのメッセージ(?)すみませんとても面白かったです!ニヤニヤが止まらくて気づいたらもう読み終わってました( ˙³˙ )番外編であるハロウィンの花嫁の続き楽しみに待ってます! (2023年2月15日 20時) (レス) id: a5ab7eb0d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷桜 | 作成日時:2023年2月11日 14時