皐月(名前)の資料 ページ26
仙「ん？これはAの資料か？」
遠月十傑評議会、第一席＿＿＿皐月A
他校からの高校受験生であるが中学３年生で当時の遠月十傑評議会のメンバー全員を倒し第一席へ
これは異例のこと
遠月茶寮料理學園の中等部に在籍をしていれば、ありえない話ではないが彼女は他校の生徒
しかも、彼女の中学校は料理専門の学校ではなく普通の公立中学校だった
彼女は、独特な想像力で人の目を引き味でもっと魅了する
彼女は性格上多くの食戟を受けたがそれを全て勝利を収めた
これまた異例のことが起きた
審査員３名は必ずと言ってもいいほど皐月Aに票を入れた
一度は何かあると言われた
しかし、彼女は相手に審査員を任せても尚審査員は皐月Aに票を入れた
誰もが彼女には勝てないと思った
それからも食戟はあったが彼女が全て勝利に収めた
彼女の料理する姿は、舞を踊るように綺麗、と言われ ” 調理場の舞姫 ” と言われるようになった
それでも彼女にはもうひとつの呼び名があった
それは ” 食材を操るもの ” だ
食材を操るように調理していく＿＿その姿を表した呼び名だった
そのまま彼女に勝てる者はいなく、そのまま彼女は卒業
今も尚彼女の料理を食べたいと言うものは多い
けれど、彼女は決してお金のために料理はしなかった
彼女が料理をするのは……ただ純粋に料理を食べたいと思う者だけ…
彼女はお金では変えない笑顔のために料理をする
その証拠に彼女は昔政府から料理を作って欲しいと依頼されたがそれを蹴り、孤児院の子供たちのために料理をした
勿論政府の人達は孤児院に乗り込んで彼女に言った
「こんな子供たちより我々に料理を作った方が君の名誉にも」っと
しかし彼女はその言葉に
「確かに名誉の為だけだったら貴方達に料理を作ったがいい……けど、私は名誉なんて興味ない
私はこの子達の笑顔がみたい。大人の身勝手な理由で捨てられたりした子達に笑ってほしい
私はそれだけでいい。名誉なんていらない。料理人としての名誉もいらない。私が欲しいのは子供たちの笑顔だよ
私は自分の料理をお金のために使いたくない。私は昔から料理する時の気持ちはいつだって変わらない
幼い頃の思いに私は素直に従う。だから、帰ってください。私は絶対に貴方達には料理は作らない」っと
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作者名：Iuna
| 作成日時：2017年9月23日 10時
