優しい不良君たち ページ24
『ここが私の
優「すごいー!天井も高いし床は綺麗だし…うん、すごいねー」
綾「お前は語彙力をどうにかしろよ」
『そこの椅子にかけて待っててね。すぐに作るから〜……あ、料理は……う〜ん……うん、オムライスとコンソメスープね』
綾「それだけじゃ足りねぇ」
『なら、ステーキも作りましょうかね。ご飯に合う甘辛のお肉を、ね?』
__ 調理開始 __
瞳「凄い……繊細であるのに、とても、ダイナミック……」
椿「Aは、昔からあぁじゃった。偽りの性格のせいで多くの食戟を受けたが全て勝利に収めた。
審査員がAに票を入れるのは、何も料理の美味しさだけではない」
奏「じゃあ、何をみてるんだ〜?」
椿「 ” 動き ” じゃよ。あやつの料理の楽しみは独特な想像力から来る見た目の美しさ、栄養バランスの良さ、飽きない味___が、それはどんな料理人でも出来ること
そんな中でAが見られるのは、Aの繊細でダイナミックな動くじゃ。
とてつもない速さでしかも正確に調理されていく食材たち___それは食材が舞うように見える……だから、Aは昔__ ” 調理場の舞姫 ” と呼ばれていた」
陽「調理場の舞姫…確か、調理場に立った瞬間から彼女の舞は始まっていて誰もが見入ってしまう踊り……他には、 ” 食材を操るもの ” とかとも呼ばれてるみたいだよ」
優「へぇー。なら、僕達はそんなにすごい人の料理を食べれるんだねぇ」
瞳「優斗?大丈夫?」
優「大丈夫だよー、瞳ちゃんー」
奏「あらら。優ちゃんは余りの凄さにショートしちゃったね〜」
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作者名:Iuna | 作成日時:2017年9月23日 10時