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5話 ページ6

少ししてから、誰かの叫び声が響く。


其の声は段々大きくなり…途切れ途切れに、何かを切る音が聞こえた。


然して…突然荒々しく扉が開けられた。




?「見つけた!」




聞こえてきたのは、愛染の声だった。




愛染「今助けるから、動くなよ主さん!」




愛染が素早く紐を切って、目隠しを取ってくれた。


暗闇だった視界に一気に光が差し込んだ。


何度か瞬きをすると、愛染が心配そうに私を見つめていた。




『…有難う、愛染』




私がそう云うと、愛染は何時もの様に笑ってくれた。


然して手を差し伸べられ、私は其の手を取った。


愛染に手を引かれ、私は立ち上がり部屋から出る。


少し進むと少し息の荒い和泉守が居た。




愛染「和泉守!」




和泉守「!おぉ、見つかったか!」




私は或る事に気が付いた。


其れは…二人の服が血に濡れている事に。


然して…床や壁にある真新しい血痕と匂い。


もしかして…と思う前に確信してしまう自分が居る。


二人は…殺したんだ。


此の人達を…。




?「おや、想定外の事が起きてるね」




聞こえたのは、聞き慣れない声。


声がした方を見ると…片目を包帯で隠し、黒の外套を来ている少年。


然して其の少年の少し後ろに居る、綺麗な朝焼け色の髪をする少年。


二人の少年がいた。




?「手前の考えも外れるンだな」




?「中也は私のことを神様か何かと勘違いしてないかい?」




中也?「手前が神様な訳あるかよ。

ンで、之はどうすんだ?」




二人の少年が私達を見た。


和泉守と愛染は刀を構える。


其れを見てか、朝焼け色の少年も構える。




『待って、二人共!

彼等は違うよ。

此奴らの仲間じゃない』

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- 大丈夫です。ありがとうございます! (2019年6月8日 7時) (レス) id: 38888895ed (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - 躪さん» ありがとうございます!リクエストの方は、明日ぐらいに公開しようと思っています。リクエストの時より、だいぶ変わってしまいました。申し訳ございません。 (2019年6月8日 0時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
- 完結おめでとうございます!リクエストの件はどうなりましたか? (2019年6月7日 22時) (レス) id: 38888895ed (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - Asterisk《あすたりすく》さん» ありがと〜!!(≧▽≦) (2019年6月7日 18時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
Asterisk《あすたりすく》(プロフ) - 完結おめでとう〜! (2019年6月7日 18時) (レス) id: 13131826f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Iuna | 作成日時:2019年5月17日 21時

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