56話 side 煉獄 杏寿郎 ページ8
煉獄「いただきます。・・・うまい!」
昼休み、いつものように自分のデスクでご飯を食べていると、先日のように宇髄と、不死川が椅子とお弁当を持ってやってきた。
宇髄「派手に美味そうな飯食ってんな!」
煉獄「うむ!千寿郎お手製の弁当だ!宇髄はおにぎりか!うまそうだ!!」
宇髄「嫁の手作りよ。派手にデケェがマヂでうまい!」
不死川「毎朝良く作るねェ」
煉獄「よもや!不死川も毎朝よくおはぎを作っている!そちらの方が凄いぞ!」
不死川「う、うるせェ・・・っ、」
宇髄のデカく、数の多いおにぎりと
相変わらずの不死川のおはぎ。
しかし今日は野菜物のおかずもあるようだ。
うむ。栄養の偏りに気がつけたようだな!
感心感心。
煉獄「・・・うまい!」
千寿郎によってなんとも上手に作られた
タコさんウインナーを一口で頬張る。
宇髄「たく、美味そうに食うぜ・・・で?あの子、Aちゃんとは派手にどうなった?」
煉獄「宇髄、藤枝さんだ!名前で呼ばないでもらいたい!昨日 君たち2人を幸せにしたいと告げたところだ。」
ブッーーー!!!
と両隣が何かを吹き出す音が聞こえた。
む!どうか教科書にはかけないでくれ。
不死川「おま、お前、煉獄!相談云々の前にプロポーズかァ!?」
宇髄「いいねいいねぇ!派手にぶっ飛んでて最高に面白ぇ!つーか、名前で呼ぶなってお前っ!ブブッ!!」
ブツブツと文句を言いながらおはぎを頬張る不死川。
未だに笑いが止まらず、腹を抱えてヒーヒー言っている宇髄
煉獄「藤枝さんは危機感がないんだ。いつ誰が彼女の心を掴むともしれない!燈寿郎にも朝言われてしまってな!やはり俺が藤枝さんのことを本当に好きだと、分かっていてもらうのが1番だ!と思った!」
不死川「ほぉ〜。」
煉獄「藤枝さんは本当に可愛らしいんだ!ダメですか?と首を傾げて聞いてくるところも、意味有り気に俺の手を握るところも、すぐに顔が赤くなる所も、泣き顔も、でも1番は・・・彼女の花が咲くような笑顔だな。何にも変え難い。」
自分で言いながら、朝の一件を思い出す。
俺の手を握り不安げに瞳を揺らしたAさん。
答えはそこにある気がするが
まだ追いつかないものもあるのかと、
もちろんだと了承すれば顔が綻んで
あぁ可愛らしい・・・
とこの手を離したくないと思ってしまった。
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ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました!校閲いつもありがとうございます! (2021年12月28日 20時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて・・・会社に遅れてしまいません?』 これ正しくは学校にではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayame | 作成日時:2021年11月9日 20時