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7話 ページ8

燈寿郎「ママー!!」



お部屋の入口で燈寿郎が私を見かけてかけてきた。



『遅くなっちゃったかな?ごめんね。』

燈寿郎「ううん、きょうははやいね!ねぇそのひとだれ?」



煉獄さんを指さして、首をこてんと傾げる燈寿郎。

うん、私の息子・・・可愛いです!




煉獄「俺は煉獄杏寿郎!君が燈寿郎か!」

燈寿郎「そうだけど、きょーじゅろう?」

煉獄「うむ!名前が似ているな!」

燈寿郎「ぼくのまねしたの?」

煉獄「むぅ!?アッハッハッハ!!そうかもしれんな!!」




愉快に笑う煉獄さん。

燈寿郎はびっくりしてたけど、泣きはしなかった。


向こうで1、2歳児が泣いてたけど。


煉獄さんのお家に向かう間、

燈寿郎に事の経緯を説明すると



急に立ちどまり私の右手をそぅと撫でた。




燈寿郎「ち、でたの?」

『ううん、血は出てないよ?ちょっと腫れちゃっただけ。』

燈寿郎「・・・いたいの、いたいの、とんでけ〜!!!よくなった?」

『っうん!!燈寿郎・・・ありがとう。大好き!!』

燈寿郎「とーじゅろうもママ、だーいすき!」




ぎゅうっと抱きしめる。

うちの子が優しく育ちすぎて幸せです。


親バカに浸っていると、煉獄さんが燈寿郎の頭をわしゃっと撫でた。



煉獄「君は優しいな!!千寿郎の小さい時を思い出した!!」

燈寿郎「せんじゅろー?」

煉獄「うむ!俺の弟だ!燈寿郎、どうだ肩車してみないか!」

燈寿郎「かたぐるま!!!してみたい!!!」

煉獄「うむ!!」




ひょいと持ち上げて肩に乗せてしまった。

なんて軽々と・・・なんて驚いていたら


ちょっと目を細めて笑う煉獄さんと
目が合ってしまった。



そっと目を逸らして、

前を向くけど、

横から聞こえる2人の笑う声に、



久しぶりに胸の当たりがぽわんと温かくなった。





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ayame(プロフ) - 結さん» コメントまで校閲していた事に気がついて、2回目のレスでごめんなさい!そこまで真面目に読んでいてくださって嬉しいです。ありがとうございました! (2021年12月16日 5時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 結さん» おはようございます!いつも校閲ありがとうございます!よく読み込んでくださって感謝しています。ありがとうございます! (2021年12月16日 5時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません。。。 物語読みました。  沢山のいやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2021年12月16日 1時) (レス) @page50 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが…。 同じく48話の作者さんのコメントの部分 言った様子ですね。 カナエ先生ともまだ会っておりませんし、宇髄先生とも再開してませんね。 これ正しくは再会ではないんでしょうか? (2021年12月16日 1時) (レス) @page49 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは君を、幸せにしたいではないんでしょうか? (2021年12月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayame | 作成日時:2021年10月18日 17時

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