46話 ページ47
『ふ、藤枝 Aです。子は5歳で燈寿郎といいます!煉獄 杏寿郎さんに助けていただきまして、腕の怪我もあり昨日からお世話になっています!!』
とってもとってもかしこまって
ご挨拶をしている相手は、家長 煉獄 槇寿郎さん。
燈寿郎は千寿郎くんと煉獄さんと待っててくれている。
このお部屋には瑠火さんが居てくれるので、少し安心するものの、やはり、緊張してしまう!
大きく息を吸って頭を下げた。
『あの!こんな、たかだか腕の怪我くらいで、初対面の男性のお宅にお世話になるなんて・・・常識的ではない・・・のはっ重々承知しています!
ですが、身寄りも無く、子供もいる私にとても良くしていただいて、煉獄家の皆様には本当に感謝しています。
もしも、煉獄さん・・・あの、きょ、杏寿郎さんをこの件でお叱りになるのでしたら、私達へ、出来れば私に向けてお願い致します。
私のせいでこのような事に巻き込んでしまいましたから・・・。』
畳に正座をし、おでこを付ける様に頭を下げる。
だって本当に、私のせい。
私のせいでまた誰かが不幸になる。
あの人に責められたことを思い出すと、額に冷や汗が浮かび出て、上手く呼吸が出来ない。
怖い、怖い・・・怖い。グッと目を瞑って耐えた。
槇寿郎「クッ・・・ククッ。顔を上げなさい。」
槇寿郎さんの言葉で初めて息を吐いて
恐る恐る顔を上げると
煉獄さんの目を細めて笑う時の顔に 良く似た顔がそこにあった。
槇寿郎「叱りもしないし、あなたに出て行けとも言わない。杏寿郎からも、瑠火からも話は聞いた。
そうだ、燈寿郎と言ったか?あなたの息子はなかなか聡い子だな。
聞いたが、お困りの事があるようだ・・・うちの倅で良ければ頼ってくださって構わん。」
『あ、そんな・・・ご迷惑を、何度も・・・、』
槇寿郎「杏寿郎は迷惑とは思わんだろうな。むしろ喜ぶ。」
槇寿郎さんと、瑠火さんを見ると2人とも優しそうな笑顔を浮かべていて・・・
『わ、私・・・・・・っ』
瑠火「あらあら、槇寿郎さんのお顔が怖かったかしら?」
槇寿郎「る、瑠火!そんなことはないと思うのだが・・・すまん!」
瑠火「杏寿郎、杏寿郎!」
綺麗な畳の上にボタボタ涙が零れ落ちた。
瑠火さん、
もうこれ以上煉獄さんに迷惑かけたくないんです!
なんで呼ぶんですか、、、。
とは声に出せないくらいに、涙が止まらない。
・
215人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayame(プロフ) - 結さん» コメントまで校閲していた事に気がついて、2回目のレスでごめんなさい!そこまで真面目に読んでいてくださって嬉しいです。ありがとうございました! (2021年12月16日 5時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 結さん» おはようございます!いつも校閲ありがとうございます!よく読み込んでくださって感謝しています。ありがとうございます! (2021年12月16日 5時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません。。。 物語読みました。 沢山のいやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2021年12月16日 1時) (レス) @page50 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが…。 同じく48話の作者さんのコメントの部分 言った様子ですね。 カナエ先生ともまだ会っておりませんし、宇髄先生とも再開してませんね。 これ正しくは再会ではないんでしょうか? (2021年12月16日 1時) (レス) @page49 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは君を、幸せにしたいではないんでしょうか? (2021年12月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ayame | 作成日時:2021年10月18日 17時