41話 side 煉獄 杏寿郎 ページ42
──『ふふふっ、そうですね。この電話番号登録してくださいね。』
煉獄「もちろんだ！それで、･･･腕はどうだったか聞いてもいいだろうか！」
──『はい。その、手首にヒビが入ってしまって、1週間は動かさず様子を見て、再度受診となるようです。腕にギプスとアームバンドをしているので大怪我みたいになってます。』
煉獄「ヒビが･･･そうか。俺が早く気が付いていれば良かったのだが･･･」
──『な、何言ってるんですか！煉獄さんが来てくれたおかげで、お金も取られずこの程度で済んだんですよ？』
煉獄「ありがとう藤枝さん。しかし！今度は怪我ひとつなく、あなたを守りますから安心してください。」
骨にヒビが入ってしまったなんて
･･･何故もっと早くにあの場に居合わせなかったのか、悔やんでしまう。
ダメだ、過去はどうなるものでは無い。
それならば今後。
これから先、俺は彼女を必ず守ると誓おう。
──『煉獄さん･･･ありがとうございます。嬉しいです。』
彼女からホッとしたような声が聞こえて、良かった。
この先も俺が彼女を守ることを
良しとしてくれるようだ。
煉獄「うむ！それじゃ17時に藤枝さんの─『煉獄先生〜？』む！カナエ先生！！藤枝さんすまないが、呼ばれてしまったので17時に藤枝さんの家へ迎えに行く！どうか、家の中で待っているように！！」
──『わ、わかりました･･･』
煉獄「うむ！」
電話を切ったあとで、はて、と悩む。
彼女の最後の返事には少し元気がなかったな。
カナエ「煉獄先生？実弥くんから話は聞きましたよ？彼女さんのお悩みですね〜」
煉獄「カナエ先生。まだ彼女ではないが、よろしくお願いする！」
カナエ「勿論ですよ。ところで、電話のお邪魔をしてしまいませんでした？あら？彼女さんでしたか？」
口元に手を当てて笑うカナエ先生。
女性はこういう事には鋭いようだ。
眉が思わず下がった。
煉獄「藤枝 Aさんと言うんだ。子は燈寿郎という。」
カナエ「まぁ！もうご結婚を？」
煉獄「いや、シングルマザーなんだ。とても頑張り屋な可愛らしい花のような女性なんだ。」
顔をポカンとさせたカナエ先生は
不死川が見たら
怒るだろうくらいの
嬉しそうな笑顔を俺に向けた。
カナエ「うふふっ、素敵な方なのですね。私もお友達になりたいわぁ！」
・
42話 side 煉獄 杏寿郎→←40話 side 煉獄 杏寿郎
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayame(プロフ) - 結さん» コメントまで校閲していた事に気がついて、２回目のレスでごめんなさい！そこまで真面目に読んでいてくださって嬉しいです。ありがとうございました！ (2021年12月16日 5時) (
レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 結さん» おはようございます！いつも校閲ありがとうございます！よく読み込んでくださって感謝しています。ありがとうございます！ (2021年12月16日 5時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読みました。 沢山のいやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2021年12月16日 1時) (レス) @page50 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが…。 同じく48話の作者さんのコメントの部分 言った様子ですね。 カナエ先生ともまだ会っておりませんし、宇髄先生とも再開してませんね。 これ正しくは再会ではないんでしょうか？ (2021年12月16日 1時) (レス) @page49 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは君を、幸せにしたいではないんでしょうか？ (2021年12月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayame | 作成日時：2021年10月18日 17時
