Ｊ恋 *｡ﾟ (ページ13)

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Episode 13 *｡ﾟページ13

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久しぶりに涼介と食を共にしたけれどやっぱり
涼介のお母さんの手料理は美味しくて。

｢じゃあ…そろそろ失礼しますね！
ほんと今日はありがとうございました！！
オムライス美味しかったです！｣

涼介｢え？！もう帰んの？もう少し休んでってよー｣

涼介母｢涼介ったらAちゃんのこと
好きなんだから！
帰らせてあげなさいよ～
引き止めていいのは彼女だけよ☆｣

涼介｢ずっと小さい時から一緒にいんだから
好きに決まってんだろー！｣

｢え...｣

涼介｢あ、ごめん！また変な事言った。
幼馴染みとして…だからな？｣

｢わ…分かってる…って｣

──── ビックリした…
涼介、今のはちょっと…ダメだよ…
そんな悲しそうな顔で言わないでよ...

だけど恥ずかしくて言えない臆病な私は
少し慌てて誰もいない自分の家に帰る。
涼介の家はすごく暖かかったのを直ぐに感じた。
寒さも寂しさも全然なかった。

────家ってこんなに冷たいところだったっけ…
床も壁も空気も全部冷たい。

もうすぐ冬になる。
こんな生活になったのは中学生の時からだった。
父も母も私よりも仕事を優先し始めた。
何度も自分の中で何がいけなかったのかと考えた。
でも両親は変わってしまった。
私の大学費用のために働いてくれている。
しかも母は涼介のお母さんに
"Aの事よろしくお願いします"、と
言っているのをこの前聞いてしまった。
大学よりも費用よりも勉強よりも
大事なことがあるのに。

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