Episode 12 *｡ﾟ ページ12
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すると涼介は少し驚いた顔をする。
涼介｢え？！オムライス好きだったの？！
確かに美味しいけど好きって聞いたことなかった！｣
｢あれ？そうだっけ？｣
涼介｢隠し事なしだぞ〜(笑)｣
すると小声で涼介のお母さんが私につぶやく。
涼介母｢涼介はAちゃんの彼氏じゃないんだから
隠したいことは涼介にバレない程度に隠しなね！｣
｢いやいや、隠すなんてそんな…！｣
──── でもしてないとは言えない。
涼介｢ま、とりあえず座ろ！｣
｢うん。｣
言われるがまま私はソファーに腰をおろす。
涼介｢オムライスか…。あ！オムライスといえば！
メンバーに有岡大貴っていうヤツがいるんだけど、
そいつAと同じオムライスが大好きで、
前一緒に食べに行った時にオムライスのオムだけ
食べてライスだけ俺にくれるんだよ？！
あれは本当にオムライスが好きとは言えない行動！｣
｢え！有岡くんってそういう人なの？！｣
涼介｢びっくりしたわ〜あのときは。
でもそれ以来ちゃんとオム｢ライス｣まで食べてるけどね。｣
｢へぇ〜。あ、そう言えばね、
有岡くんのことを調べた時、うちと誕生日がiっ…｣
涼介｢うん。知ってる。｣
｢え…｣
有岡くんと誕生日が同じことを伝えようとすると
それから先は言わせまいというように遮られた。
────今のはなんか…涼介じゃない気がした。
怒ってるように見えたのは気のせいかな。
どうしたんだろ…涼介。
涼介｢あ、ごめん。
大ちゃんと誕生日同じなのは知ってたよ！
身近にいる人が同じでビックリした！｣
｢そうだよね！｣
涼介はさっき私が言おうとしたことを
自分から言い出した。
｢でも有岡くん、なんか可愛いね！｣
すると涼介が少しだけムッとしたような顔になる。
｢あら？涼介？｣
涼介｢なんだし...。｣
｢ん？もしかしてヤキモチ？！
えぇー！可愛いとこあるじゃん！｣
涼介｢バカにするなよ？///いつか痛い目あうからな！｣
そうこうしているうちに夕ご飯が出来たようで。
涼介母｢ほらそこの二人イチャイチャしてないで！
できたから運んで！｣
｢｢イチャイチャしてない(です)！｣｣
私と涼介の息があって一緒に否定した。
それと同時に目があって笑い合う。
｢真似しないでよ！｣
涼介｢今のはAが真似したんだろ(笑)｣
こんなやり取りも久しぶりで楽しく感じる。
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作者名：MÏαyα | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/
作成日時：2016年10月29日 22時
