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17.1cm ページ45









自意識過剰と言われるかもしれないが、彼女が俺にまだ好意を持っていることには、薄々感づいていた。
そしてさっきの言葉……「例の兎堂って奴からも奪うつもりだから、チビなあんたは邪魔しないでね」という言葉を聞いて、それが確信に変わった。



fkr「ごめん。残念だけど、僕もう君にそういう気持ち無いから」

「君って、そんな他人行儀な言い方しないでよ。私達付き合ってたじゃん?ねぇ?
 てかさっきの女誰?まさか今カノ?あんなブスより私の方が絶対良いって」



だから私達やり直そう?だなんて、どの口が言っているんだ。
俺は確かに彼女と付き合っていた。でも彼女の方が別の男を好きになって、俺と二股してたから、別れたんだ。
なのに今更やり直そうとか言われて、ときめくわけがない。気持ちが揺らぐ訳がない。



俺はもう、Aのことしか、考えられない。



fkr「……だから、俺が好きなのはっ、元カレがテレビに出たりするようになったからより戻そうとしてる女じゃなくてっ、大学生時代から側で支えてきてくれた兎堂Aだって言ってんの!」



―――もう二度と、俺の大切な彼女を傷つけないで。



最後にそう吐き捨てて、Aが消えていった方へ走り出す。
中学時代はバスケをしていたけど、最近はめっきり運動する機会が減ったからか、直ぐに息が切れる。

でも、止まるわけにはいかない。今行かなきゃいけないんだ。
それで、言わなきゃいけないんだ。
今まで、言わなくても伝わるだろうなんて慢心して言えなかった言葉を。



俺には、Aだけだよって。



fkr「はぁっ、ひゅっ、は……ッ」

kwmr「はいお疲れさん。水飲む?」

fkr「はっ、相、変わらず……落ち着いてるね……河村……っ」

kwmr「やっぱ分かってないな、福良。僕は信じてるんだよ。お前らは、ちゃんと心で繋がってるって」






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白菜(プロフ) - SALTさん» いえいえ、私なんてまだまだぺーぺーなので見つけられなくて当然です。こんな数ある作品の中から私の作品を見つけてくださっただけでも光栄です。fkrさんの小説は他の方もかなり面白いお話を書かれてるので、是非探してみてください!コメントありがとうございました! (2021年4月2日 17時) (レス) id: 367472b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - 花蓮さん» ありがとうございます! (2021年4月2日 17時) (レス) id: 367472b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
SALT(プロフ) - 白菜さんの作品を見ながらなんでこんな神作者様と神作品を見つけることが出来なかったんだろうとorz←の形でコメ打ってます((問打の方々ではあまり見ない方の小説でしたが面白かったです!遅くなっていますが完結おめでとうございます(*´ω`*) (2021年3月30日 10時) (レス) id: 17a3f4fea4 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 本当に素敵なストーリーでした!福良さん… (2020年9月27日 21時) (レス) id: b11d0cfa2b (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - 白菜さん» そうなんですね(笑)一言一句漏らさないように読んでいたのに(ストーカーかよ)興奮のあまり見逃していたのかと思いました…実は太田さんの方の「おまけ」を見て読み直したくなったんです…。あ、因みに私、2回目どころじゃないと思います、なんなら暗唱できます(やめろ) (2020年9月6日 21時) (レス) id: ea0b227b7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白菜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年8月11日 1時

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