7,笑顔 ページ7
しばらく冷やして戻ろうとしたとき
人影が見えた
部屋がけっこう薄暗いせいもあって、私はゾクっとする
お化けじゃないよね?
でもその人影はどんどんこちらに近づいてくる
もはや怖すぎて足すら動かない
怖くて俯く
「ごめん、やっぱり心配で来ちゃった」
聞き覚えのある声に私はパッと顔をあげる
貴方「赤葦くん!?」
目の前には少し心配そうな顔をしてる赤葦くんがいた
なんだ…
お化けじゃなかったのか…
赤葦「なにそのほっとした顔。お化けかなにかと思ったの?」
貴方「んな!怖かったんだよ!?」
クスクスと笑う赤葦君を睨む私
赤葦「ごめん、Aってほんと可愛いからからかいたくなる」
可愛いとかは聞かなかったことにしよう
うん
貴方「それより、何で来たの?選手にとって貴重な練習試合だよ?私なんかに時間を無駄にしないで」
そういうと少し怒った顔をする
赤葦「マネージャーも選手にとって大事だろ。普段は音駒のマネージャーだろうけど、今は梟谷のマネージャーだ。心配ぐらいさせて」
どうしてそんな優しくするんだろう
私なんかに
赤葦「あと、俺達の所では無理にわらわなくていいから」
なにもかもお見通しですか
貴方「…嫌です。」
赤葦「じゃあ…せめて俺の前だけは?」
なぜそこまでするのか
優しくされる理由も
私にはわからない
私にそこまでの価値があるのか
いや絶対ない
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Nitt - 凄いですね…僕、途中でちょっと泣きましたwこれからも頑張って! (2021年11月25日 20時) (レス) @page36 id: 1c04a135ec (このIDを非表示/違反報告)
Nitt - 誤字なんですが、一話の洗濯だと思うんですが、選択になってますよ。あとでまたコメント入れます! (2021年11月25日 20時) (レス) @page1 id: 1c04a135ec (このIDを非表示/違反報告)
かーーーー - 最高すぎてやばかったです!あぁぁあああああああああ (2021年10月1日 20時) (レス) @page36 id: f6b82d5a20 (このIDを非表示/違反報告)
せれな - 感動しました(´・∀・) (2021年7月28日 8時) (レス) id: 6fed7b85b5 (このIDを非表示/違反報告)
狂夜 - 二人が幸せになれて良かったです!!!泣きました( *´・ω)/(;д; ) (2020年12月21日 17時) (レス) id: 8a2e2ef5a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛姫 | 作成日時:2020年5月31日 23時