音駒のマネちゃんは今日も涙を隠す

11,笑顔 ページ11

貴方「…もう大丈夫。落ち着いた」


久々に誰かの前で泣いた



赤葦「目、腫れてるね。何か冷たいもの買ってくるよ」




貴方「ううん、大丈夫。部屋行ってすぐ寝れば誰にも見られない」



赤葦「でも部屋に孤爪も笹川もいるぞ？」




そうだった



忘れてた私にバカなの？と真顔でいってくる赤葦君



もう言い返す元気もいまはない



ボクト「あーいたいた！！」



振り替えるとボクトさん、黒尾先輩



そしていま会いたくない



研磨がいた




笹川さんはいない



黒尾「そろそろ消灯時間だ。戻るぞー」



と黒尾先輩に腕を捕まれた




けど



私は



無意識にそれを振り払っていた




研磨も黒尾先輩もびっくりしていた



貴方「……っ……今日は…梟谷のマネだから…梟谷のとこにお邪魔するね！黒尾先輩、ちゃんと皆のこと起こしてあげてくださいね！」



なるべく元気にそういう



研磨「…やだ。」



なんでそんな怒ったかおするの



いいじゃん



笹川さんがいるじゃん



研磨「なんでそっちいくの？元々は音駒のマネージャーじゃん」



貴方「…ごめん、私今凄い汚いから。」



そう言ったときの私は多分いつもの笑顔なんてなかった



赤葦「…じゃあ、荷物だけ取りに行こう。着替えとかあるだろ？」




ボクト「俺も一緒にいくぞー！」



貴方「ボクトさんまで、疲れてるのにありがとうございます！でも、そんなに荷物ないので大丈夫ですよ？」



ボクト「暇だから良いのー！」



と子供みたいに言ったボクトさん



思わずにやけてしまった



多分



今は音駒にいないほうがいい



私にとって今の音駒は居心地が悪いから

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