少女が45人 ページ2
薬「大将本気でやろうなんて考えてないよな…俺は嫌だ……大将が死ぬなんて……｣
「……耐えられねぇよ｣
小「……僕も嫌だな…｣
一「弟達を助けて欲しいのはやまやまですが、主殿が死んでしまうのなら、やめて欲しいです…｣
三人とも顔色が暗く、薬研に至っては泣きそうになっているのを耐えているようだった。
しかし、Aはその願いあっさり断った。
『……私はやるよ』
『助けたいんだよ。だからたとえ命が危なくなっても、私はやり遂げるから、異論は認めないよ』
そういうAにはある思いがあった。
本丸に来てからというもの傷ついた刀剣男士を多く見てきた。しかし、それと同時に刀剣男士達がお互いを思い合い大切な仲間、家族として助け合い、大切にしているのがよく伝わった。
愛されることも無く忌み子のように扱われてきたAには最も欲しかったものであり、その関係性は憧れるものでもあった。
誰かが傷付けば誰かが悲しむ。
それは自分以外にあるものだと思っていた。
だが助けることでAの命が危ないと言われた時、彼らはAのことを思ってくれた。
それが何よりも嬉しかった。
だからこそ命を賭けてでも助けたいと思えるのだ。
自身の命を蔑ろにしていた当初とは異なり、たった数日しか経ってないが自身を大切に思ってくれる人が居るという事実がAの考えを変えたのだ。
『……こんのすけ、教えてちょうだい。』
その一言で3人はAの覚悟が生半可なものでは無いことが分かった為、口を噤んだ。
こ「……分かりました。ではお教え致します。」
「手順は簡単です。折れた刀にむけて霊力を流すのです。」
「元に戻ってほしいと願をかけるのです。」
「ただし、折れた刀を元に戻すことは禁忌にも近い為それ相応の対価が必要となります。」
「それが審神者様の霊力、或いは審神者様自身の魂でございます。」
「霊力が足りなければ、審神者様の魂…つまり命を蝕みます。」
「それでも本当に宜しいというのですか？A様。」
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雪女 - 続き楽しみにまってます (2022年4月18日 22時) (
レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！超超超超面白いです！夢主ちゃんも可愛いし刀剣男子たちもかっこいい、、、!!ここまで表現が上手い作者様も羨ましい、、!!←文才が０に等しい人。リアルでもお忙しいとは思いますが、更新頑張って下さい！ (2022年3月17日 6時) (レス) @page3 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - 無理なさらず、ゆっくり作って行って頂けたらと思います！ (2019年10月5日 20時) (レス) id: 69d49e1d20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - おかえりなさいませ！\( *´ω`* )/でも無理はなさらずにゆっくり休みながら書いてくださいね！そんな事じゃファンは逃げませんから！ (2019年9月13日 17時) (レス) id: 0f0cf04cb6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - リアルが大変だとそれだけでまいっちゃいますよね(^_^;)大丈夫です。皆ゆっくりお待ちしてますよ！もちろん私も！ゆっくり休んでくださいね！ (2019年7月17日 20時) (レス) id: 95c2b4a6d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪乃 | 作成日時：2019年3月7日 13時
