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其ノ参 ページ4

『次!』
「ちょ、ま⋯!きみ早いな!?」


練度1だからそこまで早くないだろうと舐めていた俺が馬鹿だった。
こやつ、めちゃくちゃ早い。
ついて行くのがやっとだったのが、今では全速力でも遅れる程だ。
しかも、ただ走っているのではなく、敵を切り付けながら走っている。

もう追いつけん、と思った所で、どうやら本丸の庭の部分に着いたようだ。朱鷺がくいっと直角に曲がって庭に躍り出た。


庭に出ると今まさに陸奥守が背後から斬られてしまう所だった。


「陸奥守⋯!!」


皆が彼の名前を呼ぶ。
斬られる⋯!と目を瞑ったその時だった。


『背後に気を付けろよ、陸奥』


陸奥守の背後にいた敵を一振りで斬ったのは朱鷺であった。


「おまん⋯朱鷺じゃないがか!!」
「朱鷺だと!?」
「??」


いきなりの朱鷺の登場にどよめく戦場。
驚き歓喜するものもいれば何でこいつが、と苦虫を噛み潰したような顔をしているもの、一体誰なのか、何が起こっているのか分かっていないものと三者三様の反応をした。

だが、朱鷺の登場は俺達からしたら好機であった。


『まだまだっ!』


朱鷺は全く衰えない速さで敵を斬っていく。
先程まで戦っていた者達はそれをぽかんと見ていた。


「おい、一体あいつは誰なんだ?鶴の旦那。
見たところ鶴の旦那と同じ方から出てきたみたいだが⋯」
「ああ、彼奴は今さっき主によって顕現した刀剣男士の全刃刀朱鷺だ。
恐らく未実装の刀剣男士らしい」
「未実装の??確かに見たことない顔だが⋯」
「朱鷺はわしの元主と同じ攘夷派の主を持っちょるんじゃ!龍馬の護衛としてよく居たのぅ。話したのを覚えちょるよ!」


戦いながらも朱鷺のお陰で余裕が出来たのか陸奥守が嬉しそうに話す。
そう言えば攘夷派の刀剣男士はまだ陸奥守のみだったか。そりゃあ嬉しい訳だ。
対する和泉守はうげぇ、とでも言うかのような顔をしていた。







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白夜(プロフ) - 雪華さん» いえ!知識不足ですみません…。ありがとうございます。更新頑張ります! (2019年3月8日 20時) (レス) id: b3f470051e (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - こちらこそすいませんでした。最新頑張って下さいね。 (2019年3月8日 20時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - 雪華さん» すみません、私自身ドラゴンボールと東方Projectがあまり詳しくないのでしっかりとしたお話をかけないと思うので今回はお断りさせて頂きたいと思います。本当に申し訳ありません。これからもこの作品をよろしくお願いします。 (2019年3月8日 20時) (レス) id: b3f470051e (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?ドラゴンボール×たくっちのまぃの恋愛短編集を作って貰いますかな?まぃが悟空達の仲間はを設定で。たくっちのまぃが知らないなら検索して調べて下さいね。 (2019年3月8日 20時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - 雪華さん» 知っているアニメですか…今ぱっと出てくるのは刀剣乱舞、名探偵コナン、るろうに剣心、ハイキュー、NARUTO、文ストとかです! (2019年3月8日 18時) (レス) id: b3f470051e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白夜 | 作成日時:2019年3月7日 22時

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