雪男 in がーる３ (ページ10)

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◎最年少の気持ちページ10

▽

◎Raul

いつも憧れている先には、Aちゃんがいる。だから、Snow Manに入れるってなった時とても嬉しかった。その気持ちは今も変わらないものであり続ける。

『ラウちゃんっ！』

まだ僕が少年忍者に居たとき。全然関わりも無かったのに、周りに僕より仲の良い子もいるはずなのに、話しかけてくれた。

緊張しちゃってまともに返事を返せないでいたら「そんな固くならなくていいよ笑」ってニコッと笑顔を見せてくれた。

『一回ダンス見たときに気になっちゃって笑
ラウちゃんは本当脚長いよねぇ』

ラウール「え、そ、そうですか？」

『私に比べたら全然！笑』

ムードメーカーって、こういう人を言うのだろうか。いつの間にか僕も打ち解けたようで、沢山の話をさせてもらった。

そこからは早かった。
Snow Manに加入することになって、今Aちゃんと同じグループにいる。

年齢の差だって、実力だって他のみんなと比べたら劣っているはずなのに。
みんな、迎えてくれた。優しかった。

『ラウちゃん～』

今も"ラウちゃん"呼びは変わらない。

ラウール「なんですか？」

『呼んでみただけ！』

ラウール「何なんですか笑」

Aちゃんは凄い人だ。それと同時に、努力家だ。

『ラウちゃん、今楽しい？』

ふいに、そんなとこを聞いてきた。
そんなの答えは一つに決まっているのに。

ラウール「めちゃくちゃ楽しいです」

初めて話しかけてくれたときのようなAちゃんの明るい笑顔みたいにニコッと笑ってみせる。すると、Aちゃんもふふっと笑ってくれた。

『 ……ラウちゃんの方が年下なのに』

ラウール「え？」

『身長が高すぎる』

そんな努力家のAちゃんはめちゃめちゃ身長を気にする。基本的にSnow Manはみんな身長が高いから。

ラウール「 Aちゃんはその身長が可愛いんですよ」

『イジってる？笑』

ラウール「イジってないです！笑」

これからも、Aちゃんに近付けるよう頑張っていかないと。

◎

( そろそろラウちゃんとタメで話したい )

( 恐れ多い…… )

( なんでよ！笑 )

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