雪男 in がーる３ (ページ15)

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◎いい感じ？ページ15

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◎Watanabe

『しょっぴーしょっぴー』

スマホをイジっていたら、急に後ろからほっぺをむにむにとされた。さらには俺の肩に頭を乗せて、それが少しくすぐったい。

渡辺「 A、どうしたの？」

『最近しょっぴーと出かけてないなあって』

渡辺「まあ、確かに」

俺とAはよく一緒に買い物に行く仲だ。二人共まあまあ美容意識が高かったりするから美容用品買いに行ったりとか、服買いに行ったりとか。

でも、最近仕事が忙しかったり予定が合わなかったりして行けていない。Aは俺より絶対仕事が多いし、疲れてると思うからオフの日は休ませたいっていう気持ちがあるし。

『週末一緒に出かけよ！』

渡辺「え、大丈夫なの？仕事は？」

『オフとった！しょっぴーもオフでしょ？』

渡辺「まあ、そうだけど……いいよ、」

そんなキラキラとした眩しい笑顔を見せられたらオッケーするしかないじゃん？

いいよ、と俺は言うとAはやったあ！とさらにニコニコ笑顔を俺に見せてきた。やっぱり可愛い。そう思うと同時に、周りからのメンバーの視線が痛い。

『ふふ、久しぶりだね』

渡辺「うん」

Aは俺の横に座って、肩に頭を乗せてきた。そしてスリスリし始めるから、そこもとてつもなく可愛い。

そういや、Aは俺と一緒に出かけることをデートだと認識をしていない。頭良いのに、鈍いところあるから。勝手に俺がデートって意識しちゃってなんか逆に恥ずいんですけど。

『しょっぴー！！』

渡辺「ん？」

『すき！』

ほら、そうやって軽々しく発言する言葉に反応しちゃうのも俺がすごい意識してるみたいで。

渡辺「 Aのばか」

『え、なんで？笑』

渡辺「俺もすき」

『ん、』

俺とA、なんかいい感じじゃない？なんちゃって。

『今の光景すごくカレカノみたいだね』

渡辺「ほんとにカレカノになっちゃう？」

『は？』

渡辺「いやごめん冗談だって、笑」

『なら許す！笑』

▶実玖さんリクエストありがとうございました！◀

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