◎熱中症 ページ11
▽
『 ……っ、 』
今日はSnow Man全員でのダンス練習日。
なんとかみんなに追い付こうと休みなく練習をし続ける。
私はみんなよりも遥かに体力がない。
他の女の子よりは体力に自身があるけど男の子ってなるとどうしても勝つことが出来ない。
それは前々から自覚してることだった。
だからみんなが休憩している間も水分補給もせずにダンスに打ち込む。昔からダンスを習っているかといって曖昧にしたくないから。
突然、視界がグラッと歪む。体制もよろけたが、なんとか全体で支える。こんなの、良くあることで。気にせずにダンスを続けた。
深澤「 A、もう休め 」
スッとペットボトルを私の目の前に差し出してきたのはふっかだった。
『 ……まだやる、 』
深澤「 自分ではやれると思ってるかもしれないけど休憩するのも大事だから 」
『 大丈夫だって、 』
深澤「 水分補給だけでもしろ 」
ふっかに水分補給を強要されるけど私はいらない、と言い続ける。ふっかなりの優しさなのかもしれないけど、その優しさが今の私にとってはいらないものだった。
『 いらない、 』
ふっかに掴まれた手を振り払おうとしたけど、またグラッと視界が歪んで振り払うことが出来ない。チラッとふっかを見ると見透かしているような目をしていた。
深澤「 A、休め 」
『 っ、大丈夫だもん、 』
深澤「 大丈夫じゃないから言ってんだろ？ 」
『 なんで、ふっかに決めつけられないといけない訳、？ 』
深澤「 見るからに体調悪いの分かってんだよ、さっきだって一人で踊ってるときに体よろけてた 」
見てたの？そう思いながら唇を噛む。やっぱりふっかには隠し通せないものだった。……心配してくれてるっていうのに。反抗的な態度をとる私はサイテーだ。
『 っごめ、 』
深澤「 ん 」
『 頭がフラフラする、 』
深澤「 うん 」
『 ごめんなさい、 』
深澤「 謝んなくていいから 」
そう言うとふっかは私の体を支えてくれた。
自然と他のメンバーもわらわらと集まってきて。そしてふっかが私を医務室まで連れ行ってくれた。そこら辺はもう私は意識がなかった。
起きたときにはふっかがそばにいてくれて。話によると軽度の熱中症らしい。
『 ふっかありがとう 』
深澤「 ん、 」
＿＿＿長年一緒に居るからこそ、私の事は何でも分かっているのだ。
▶サエさんリクエストありがとうございました！◀
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モッチー - 阿部ちゃん風邪 (2020年1月19日 0時) (
レス) id: c98dafb32e (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと(プロフ) - みづきさん» リクエストは順番に書いてますので、遅くなるかと思いますが書きますね！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: 9001a60370 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - めめとのラブラブお願いします (2019年8月23日 22時) (レス) id: 47a31a9750 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと(プロフ) - ちかさん» リクエストありがとうございます！順番に書いていってますので遅くなるかと思いますが書きますね！ (2019年8月19日 22時) (レス) id: 9001a60370 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - またまたリクエスト失礼します、、、、阿部ちゃんが出てたとり肉って何の肉？に夢主と阿部ちゃん2人ででたお話も見たいです(>人<;)お忙しいと思いますが、、お願いします、！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: d62681ca6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぷりこっと
| 作成日時：2019年8月1日 7時
