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703話 ページ9

鬼舞辻「黙れ。」



そう言った鬼舞辻さんは、僕の首を締め上げる。



桜花「鬼舞辻!!!」



竈門「やめろ!!」



鬼舞辻「私に出来ないことはない、貴様一人の人間の命くらい…造作もなく消せる。

貴様くらい…簡単に殺すことが出来る…勘違いをするなよ。」



…その割には、死なない程度に締めるんだね。



鬼舞辻「私には守りたい存在も何もない、過去も何も…私には存在しない。

雨の呼吸の使い手を殺した…それ以外何もない…必要もない!!」



…………………………こいつは、



『…巫山戯んな…』



刀をその場で振るう。



そうすれば、避けるために離れる。



鬼舞辻「…何がだ。」



『…必要もない?何思ってもないこと言ってんの?』



鬼舞辻「思っていないわけがない…これが本音だ、何が悪い。

貴様に文句を言う筋合いなどないだろう。」



…思ってない、思ってないよ…だって貴方は、



『…それなら何で、貴方は僕を助けた…貴方はいつも…悲しそうな顔をする。』



鬼舞辻「血迷っただけだ、私には何も必要ない。」



『そうやって閉じ込めるのも程々にしろよっ…!!』



何で…どうしてそんなことを言うの?



『…本当は、誰より大切な人が居たのに…どうしてそれを、忘れようとするの。

…忘れたとしても…何処かにあるのに…本当に大切なことは、消え切ることは…ないのに…。』



…本当に何もないなら…この言葉に揺らされたりしないよね。



…どうしてそんなに…悲しそうなの?

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ねこです - 終わり方がカッコよすぎる…惚れ… (2019年10月22日 21時) (レス) id: 1eba992f2c (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - なるほど、主人公は春姫さんの代わりに鬼舞辻さんを救おうとしているのか……。そして鬼舞辻は主人公と春姫さんを重ねてたから悲しい顔をしていたのかな…?主人公よ早く鬼舞辻さん救ってあげて…… (2019年10月22日 20時) (レス) id: b4cdd55349 (このIDを非表示/違反報告)
蓮! - 鳥肌がヤバイ… (2019年10月22日 18時) (レス) id: e972c788b5 (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 無惨さんの過去がめちゃくちゃ気になる。 (2019年10月22日 12時) (レス) id: c144890f71 (このIDを非表示/違反報告)
るた - 柱が皆さん生きてて良かったです・・・!十二鬼月の皆も最後まで生きてて欲しいです、童磨さんが格好良く見える・・・笑 (2019年10月22日 3時) (レス) id: 4882409e98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月21日 17時

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