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714話 鬼舞辻side ページ20

「それではまた…!」



鬼舞辻「ええ、また。」



…人間の女に取り入っておくと、後々色々と楽だ。



それが理由で様々な女に取り入ったりはしている。



育ち盛りの春姫を余り夜に出歩かせるのは良くない…だからある程度成長したため、一人でも置いておけることを判断し、夜は一人で留守番をさせるようになった。



それからは、なるべく春姫が生きやすくなるように…というのもあり、様々な人間達との関わりを持った。



“好青年”のふりをして。



鬼舞辻「…帰ったぞ。」



もう寝ているだろうと思い、そう小さく言いながら自室へと戻ろうとする。



春姫「…無惨さんお帰りなさい。」



ゆっくりと目を擦りながら部屋から出て来る春姫。



十四になった春姫は、とても可愛らしく成長した。



白い肌に整った眉…小さく赤い唇は、まだ若いながらに男の目をも惹くだろう。



ただ春姫は…髪が白く両目の色が違い、それも緑と赤。



それが邪魔をするだけ…それさえなければ、町でも有名な美少女、という奴になっていたはずだ。



鬼舞辻「まだ起きていたのか。」



春姫「無惨さんと寝たい…」



眠そうにしながらもそう言い、私の腕に抱き着いてくる姿はとても可愛らしい。



…だからこそ、



鬼舞辻「いくつだと思っている、それが通用する年ではもうないだろう。」



春姫「…ごめんなさい。」



一緒に寝るなど、もう無理なのだ。



…私は春姫を、傷付けたくなどない。

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ねこです - 終わり方がカッコよすぎる…惚れ… (2019年10月22日 21時) (レス) id: 1eba992f2c (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - なるほど、主人公は春姫さんの代わりに鬼舞辻さんを救おうとしているのか……。そして鬼舞辻は主人公と春姫さんを重ねてたから悲しい顔をしていたのかな…?主人公よ早く鬼舞辻さん救ってあげて…… (2019年10月22日 20時) (レス) id: b4cdd55349 (このIDを非表示/違反報告)
蓮! - 鳥肌がヤバイ… (2019年10月22日 18時) (レス) id: e972c788b5 (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 無惨さんの過去がめちゃくちゃ気になる。 (2019年10月22日 12時) (レス) id: c144890f71 (このIDを非表示/違反報告)
るた - 柱が皆さん生きてて良かったです・・・!十二鬼月の皆も最後まで生きてて欲しいです、童磨さんが格好良く見える・・・笑 (2019年10月22日 3時) (レス) id: 4882409e98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月21日 17時

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