愛され体質？下らない。６

267 ページ46

『このおぞましいほどの女子の量に恐怖を感じたのは僕だけかな。』



川西「安心しろ、オレもだ。」



白布「ここ寄るのやめね？」



執事喫茶に来ると、思っていた以上に大勢の女子が居て。



今すぐ帰りたい。



及川「あれ、瑞和ちゃん！？…と白鳥沢の！？！？」



『気付かれた。』



川西「ヤバイもうダメだ。」



白布「他行きたい。」



及川「どうしようこのポーカーフェイス三人組。」



確かにポーカーフェイス三人組だよね、うん。



『このあとこの三人でお化け屋敷行くんですよ。』



及川「矢巾んとシノちゃんいじめるのやめよ？？」



『いじめてませんよ愛情です。』



及川「歪みきった愛情だね。」



歪みきったなんて言い方があれじゃないか酷い。



川西「瑞和、あれ渡さなくていいの？」



『ああそうそう、岩泉さん達から差し入れを受け取りました。』



そう言いながら及川さんのお昼ご飯が入った袋を渡す。



及川「…えっ岩ちゃん達が？」



『何だかんだ言ってみんな主将想いですよね。』



及川「…やめて瑞和ちゃんオレ泣いちゃう…。」



『やーい泣け泣けー。』



白布「写真の準備ならいつでも出来てます。」



及川「しまお！？」



川西「こういうときだけ息ぴったりだな。」



白布くんとは仲良くなれる気がしてきた。

268→←266

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す