682話 ページ38
『…まだ方法はあります、僕の力なら…』
童磨「そういうのってさ、何か代償あるでしょ?」
『…っ、』
…何で分かるの、どうして分かるの…分からなくて、いいのに。
童磨「…初めてなんだ、こんなに感情が芽生えたのは。
こんなに感情が昂ぶったのは…愛おしい、と思ったのは。」
優しい表情を向けて、そう言う。
童磨「その気持ちをくれたAには生きて欲しい。
人間として人生を謳歌して…大切な人と、生き続けて欲しい。
ずっと食糧として見てきた人間の女の子に対してこんな感情を抱くようになるなんて思わないよね。」
『童磨さん…』
童磨「ほらほら、男は好きな子にはかっこよく見られたいんだよ。
こういう時くらい、かっこつけさせてくれないかい?」
僕の両頬を包み込み、優しく上に向けさせられる。
童磨「…笑っておくれよ、俺はAの笑顔が好きなんだ。」
『…やっぱり嫌です、一人でそんなこと…させません。』
猗窩座「…一人じゃなければ良いのか。」
そう言いながら前に出てくる猗窩座さん。
『…何を、』
猗窩座「童磨一人で出来る気もしてないからな、俺はお前を其処まで信用していない。」
童磨「こういう時でも猗窩座殿は変わらないなぁ。」
猗窩座「黙れ。…俺も彼奴の気を引く。」
煉獄「…よもや、何故、」
猗窩座「Aが大切なのは童磨だけじゃない。」
…何で、こんな奴、放っておいていいのに、
629人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みんみん - 泣きそうになりました。とても面白いです! (2019年10月21日 18時) (レス) id: b8b42f9334 (このIDを非表示/違反報告)
見列鬼 - やばい泣いた…(/ _ ; )感動しました。 主人公と桜花ちゃんと雪希さん、来世は仲良くなれるといいですね… 私もこんな作品作ってみたい (2019年10月21日 15時) (レス) id: ea39a5038c (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - やばい!!気になりすぎる! 語彙力が… (2019年10月21日 9時) (レス) id: 85f066d48f (このIDを非表示/違反報告)
綾織 - 血気術!?まさか、鬼になった、とか…?いや、最近鬼舞辻さんにあってないのにそんな事…続きがきになる!! (2019年10月21日 6時) (レス) id: 68bb132a93 (このIDを非表示/違反報告)
kusune(プロフ) - 血気術…!?とても楽しみにしています!頑張ってください! (2019年10月21日 6時) (レス) id: 8029859771 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ