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172話 ページ28

レオナ「小動物じゃねぇか、こんな所で何してやがる」

ラギー「自分から来るなんて良い度胸してるッスよね」

善逸「ヒュッッッッッ…」

『…オーロくん…強く生きてくれ…君は今日から此処の寮生なんだ…』



寮生達から話を聞いたのか、キングスカラー先輩とブッチさんがやって来る。

…いやぁ僕だって最早敵地になりつつあるサバナクローには来たくなかったけどさ。



『この子を送り届けに来ただけですよ』

ラギー「どちら様ッスか?」

『オーロ・フルミネくん、1年B組の転入生ですよ。ジャック・ハウルくんから話聞いてませんか?』

レオナ「…ああ、言ってた気ぃするなぁ」

『そう言うことです…ってオーロくん顔顔、隠せてないよ』



僕の肩に手を置き、背に隠れる善逸くんの方を見れば、凄い形相で首を振っているのが目に入る。

まあ威圧怖いもんな、嫌だよね…僕もサバナクローは嫌だからな。

ディアソムニアで良かったと心の底から感じているよ。



ラギー「ファルくん、随分と気に入られてるッスね?」

『…まあ、可愛い後輩くんなので。オーロくん、いつまで背中に隠れてるつもりかな』

善逸「ファルさん無理、俺絶対此処無理、こんな所に居たら数日と保たずに死んでしまう」

『臆病治ってないのね相変わらず…大丈夫だよ死にはしない』

レオナ「失礼な奴だな…余計なことさえしなければ殺したりなんざしねぇよ。大人しくしてりゃ良い」

『いやぁそれはそれで無理がありますね、オーロくん騒がしいですよ』

善逸「ファルさん言い方ぁ!!」



だって君すぐ汚い高音出すじゃない…。

寝ていれば強くてかっこいい癖に。

…とか思うけど、最後の戦いでは寝ていない状態で戦ってたもんね。

かっこ良かったよ、あの時の善逸くん。



『…この子を預けるに当たって、あなた達に忠告をしたくて』

ラギー「また忠告ッスか?」

『ええ』



無表情を崩し、にこりと笑みを浮かべて彼らを見る。

そしてそのまま一瞬で笑顔を消し、言う。



『僕の可愛い後輩に何かしたら、タダでは済ませないので。…そのつもりで、優しくしてあげてくださいね』

レオナ「…そんな圧何処にしまってんだよ」

『さあ、何の話でしょう?』

善逸(うわ…流石元柱候補…怖…)



それだけ言ってから踵を返す。



『そう言うことなので、よろしくお願いしますね。じゃあまた明日、オーロくん』

善逸「あ、はい!また明日!」



これでやっと帰れる…!!

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真冬 - 続き待ってます!! (2023年2月11日 20時) (レス) @page30 id: df27f919ce (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 善逸かっこいいとこなのに…この小説面白いのにぃ!!!更新待ってます!! (2022年6月5日 14時) (レス) @page30 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬 華怜(プロフ) - 元々ツイステと鬼滅のクロスオーバーは好きですが、この作品は特に大好きです!!更新停止になってしばらく経ちますが、何度も読みに来てしまいます笑 都合はあるかも思いますが、いつか更新していただけたら嬉しいです。待ってます! (2021年8月30日 10時) (レス) id: c829cd7d6a (このIDを非表示/違反報告)
ナム - フロイドさんよぉあんた気づいてんじゃないのか…?女だってこと (2021年8月22日 22時) (レス) id: 9ed70eacbe (このIDを非表示/違反報告)
ぴおり(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて一気に最後まで読んじゃいました!あまり好きではない顔文字も使ってないし、分かりやすい話だし、とにかく凄く読んでいて楽しかったので、頑張ってください!! (2021年1月17日 22時) (レス) id: 746032848f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹希 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年6月24日 20時

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