雨柱の癸さん肆

169話 ページ32

善逸「癸さんいつから子持ちになったの！？」



『子持ち扱いやめろよ違うよよく見ろよ』



伊之助「何だそのチビ」



『よく見ろって言ってんじゃん』



炭治郎「可愛いなあ、癸さんの親戚か？」



『聞けよ見ろって言ってんじゃん、ねぇ』



それと僕はこんなに整った顔してないからね、童磨さん顔だけは良いんだから…



善逸「…上弦ノ弐？」



『ご名答』



善逸「はああ！？癸さんに抱っこされてんじゃん何だよ羨ましいな！！

代われよ上弦ノ弐！！鬼だからって羨ましいなおい！！」



童磨「良いでしょ？」



『金髪くんちょっとうるさいね、童磨さん黙れ』



全く、面倒を起こす天才なのだろうか…童磨さんは。



そう思い、片手で頭を抱えながら片手で童磨さんを抱える。



そうすれば、僕の方を見ながら笑みを保ったまま首を傾げてくる。



んんんんっあざといな可愛いな！？



『…ほんっと、一生そのままで居れば良いと思います』



童磨「それ軽く暴言だからね」



伊之助「元が可愛げねえから仕方ねえよな」



『それそれ』



童磨「二人とも酷くない？泣いちゃうよ？子ども泣かせるの？」



『所詮嘘泣きだろ』



炭治郎「嘘泣きはいけないぞ！」



童磨「子ども姿の時くらいもう少し優しくしてくれても良いんじゃないかな？」



善逸「普段から扱い雑だし…お疲れ」



童磨「そう思うなら何とかしておくれよ」



俺には無理だからと言いたげに全力で首を振る善逸くんに思わず笑ってしまう。



善逸くんは数少ないツッコミだから、大変だろうなぁ(他人事)

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←168話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す