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転生の話。壱 ページ10

『…って感じで僕は死んだはずなんだけど。』



「うんうんそうだねそうだね、やっぱり悲しいねぇ。」



ほんとに辛いよねぇ、なんて言いながら頷いている目の前の可愛らしい少女は一体何なのか。



ついさっき僕は「俺と契約して運命を捻じ曲げてよ!!」などという意味の分からないことを言われ、それに対して同じく意味の分からない返事をした。



それから何がどうしてこうなったのか、記憶のある頃から全て引き出して考えたは良いものの…結局何が起こったから理解出来ていない。



いやそもそも、真っ白なこの空間にいきなり連れて来られて何が起こって居るのか分かったとしたら天才だ。



頭は先述した通り決して悪くはないのだが、流石に分からないこともあるというもの。



『まず、あなたは何処の誰、僕を何のために此処に呼んだの、それらを教えてくれない限りは話を聞くつもりはない。』



「待って待って待って待って!?捲し立てないで!?」



一気に言ったからか困ったようにそう言う少女。



そう言えば、さっき僕とか俺とか言ってたけど…僕と同じなのか、それに俺っ娘なのか。



神とかも言ってたけど流石にそれを信じるほど馬鹿ではないんだ。



「さっきも言った通り、僕は神だよ!!」



『…へぇ、そう、』



「適当だね、信じてないね。」



夢小説などでは、神に対して酷い態度を取る者が多いのだという。



それをそういうのが好きな妹に聞いた時は、随分不躾だなぁ…とか思ってたけど、今なら意味が分かる。



…信じられないから、そう言う態度になるんだ。



僕も今そんな感じ、信じられないからめちゃくちゃ冷めた目で見ていると思う。

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そーな(プロフ) - すごく面白いです!続編楽しみにしてます(`・ω・´)ノ (2019年10月29日 11時) (レス) id: fda0224a1f (このIDを非表示/違反報告)
夕希(プロフ) - 私の好きな、薄桜鬼と鬼滅の刃がコラボしているとか、嬉しすぎます!ありがとうございます! (2019年10月25日 17時) (レス) id: 9681d7962f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 薄桜鬼!懐かしい……更新頑張ってください! (2019年10月25日 14時) (レス) id: 1f4124da1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月25日 11時

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