最終戦別の話。玖 ページ34
「待ってくれ！」
帰ろうとしていると、そんな声がして呼び止められる。
いや早く帰りたいんですけど。
何事かと思えば、宍色の髪の少年と…最初に宍色の髪の少年と話していた黒髪の少年が僕の元へと駆け寄って来た。
『何？』
「あの時は助けてくれて、」
『別にお礼言って欲しくてやったわけでもないし。
敵がその場に居たら倒すのは当然でしょう、勘違いしないでくれる。』
…思ってないことが次から次へと出て行くからこの口誰か切り落として？(真顔)
「それでも助けられた。」
『…あっそ。』
「錆兎を助けてくれて…ありがとう。」
黒髪の少年にそう言われ、首を傾げる。
…この宍色の髪の少年は、錆兎と言うのか。
『別に。』
錆兎「俺は錆兎。こいつは冨岡義勇。お前は？」
…何で自己紹介なんてしないといけないんだ、と思いながらも名乗られたからには名乗らなければと言う気持ちになって口を開く。
『…神幸A。』
冨岡「神幸…A…」
『話はそれだけ？じゃあ僕帰るよ。』
錆兎「あ、またな！」
そう言われ、背中を向けたまま軽く手を振り歩く。
…錆兎と言い冨岡義勇と言い、顔面偏差値高すぎな？？
人の目を壊そうとしている気がするんだ、眩しくて無理ほんと無理。
「…神幸A、ねぇ…」
…最後、藤襲山を出る時…隣を通った茶髪の男の子が、そう言ったのを僕は聞き逃さなかった。
あの人は…最初の時に僕を見ていた三人組の一人だ。
別に覚えなくて結構なんだけど…寧ろ勘弁して欲しいくらいなんだが。
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そーな(プロフ) - すごく面白いです！続編楽しみにしてます(｀･ω･´)ﾉ (2019年10月29日 11時) (
レス) id: fda0224a1f (このIDを非表示/違反報告)
夕希(プロフ) - 私の好きな、薄桜鬼と鬼滅の刃がコラボしているとか、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (2019年10月25日 17時) (レス) id: 9681d7962f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 薄桜鬼！懐かしい……更新頑張ってください！ (2019年10月25日 14時) (レス) id: 1f4124da1c (このIDを非表示/違反報告)
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