鍛錬の話。弐 ページ17
『彼奴神じゃなくて鬼だろっ…』
初日の基礎体力作りが終わり、布団に倒れ込みながらそう言う。
本物の鬼を見たことがないから何とも言えないが、彼奴は鬼だと思う。
元々暇な時間があれば勉強や読書に費やしていた文系に、初日から腕立て伏せ百回、腹筋百回、走り込み数km、木刀素振り五百回なんてさせるか？？
何処の脳筋のやることだよ、頭おかしいよ彼奴。
もう神とかそんなん関係無しで、頭の中じゃ彼奴呼ばわりですよほんと。
そんなことを思いながら、けらけらと笑いながら近付いてくる自称神を睨む。
『死にます、身体が悲鳴を上げています。』
光尊「そのくらいじゃ死なない死なない。
これ毎日続けるよー、そうして行く内に筋肉とか身について来るからね〜。」
『その前に今日既に筋肉痛で動けないんだけど。』
光尊「筋肉痛になりながらも鍛錬を続けることで筋肉はつくんだよ？」
こいつ僕のこと殺す気だ。
心の底からそう思った。
光尊「筋肉痛超えてー、ご飯ちゃんと食べてー、そうしないと筋肉なんてつかないの。
ちゃんと体力や筋肉が付けば木刀振るのももっと早くなるし、そうすればやっと真剣持たせられるし？
そうでもない限りは持たせることも、呼吸を使えるようになることも出来ないから。
今頑張ればいずれ楽になれる時が来るから安心してねー。」
いや、ね？
言ってることが正しいのは分かってるよ？
でもさ…腐っても女だってのに、此処までやらせるかよ普通。
『…髪切るか、』
光尊「何で切るの、綺麗なのに。」
『…邪魔でしょ。』
光尊「そんなことないよ。」
…なのにこいつは、何処となく親のような雰囲気を出してくる。
何なんだ、ほんと。
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そーな(プロフ) - すごく面白いです！続編楽しみにしてます(｀･ω･´)ﾉ (2019年10月29日 11時) (
レス) id: fda0224a1f (このIDを非表示/違反報告)
夕希(プロフ) - 私の好きな、薄桜鬼と鬼滅の刃がコラボしているとか、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (2019年10月25日 17時) (レス) id: 9681d7962f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 薄桜鬼！懐かしい……更新頑張ってください！ (2019年10月25日 14時) (レス) id: 1f4124da1c (このIDを非表示/違反報告)
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