転生の話。肆 ページ13
『ちょっと理解が出来ない。』
光尊「君の妹夢小説とか好きだったでしょ!」
『何で其処まで知ってんの…ストーカー?』
光尊「だから神だって言ってるよね!?」
神だから何だと言うんだ、神はプライバシーというのを知らないのだろうか。
『だから何?』
光尊「言ってなかった?トリップする人は大抵辛い過去持ち!!」
…言っていたような気もしなくもない。
それが「王道」なのだとか言って目をきらきらさせていたのを覚えている。
『ていうかトリップ?転生じゃなく?』
光尊「転生トリップって奴!」
にこにこと笑いながらふわふわと飛んでいる彼に少しずつ面倒臭さを覚えてきたものの、話が終わらないみたいだから仕方ないと思い聞く。
光尊「さっきも言ったように、運命を捻じ曲げて欲しいんだよねぇ。」
『はぁ…意味分からないし、そもそも何のため?
運命っていうのは従ってこそのものでしょう。』
光尊「え、純粋に見てられないから?」
こてん、と首を傾げる彼は何だかあざとさを持っている気がする。
光尊「別にね、俺的には運命とか正直どうでも良かったし、君の言う通り運命っていうのは従ってこそのものだからさ。
だけどそれを変えたら何か面白そうだなーって思っちゃったわけだよ!」
面白そうだなで運命って変えて良いのか。
光尊「それにね、本来だったらこうはならなかったはずなのに…っていう運命を辿りそうで危ない気しかしないんだぁ。」
僕の隣に降りてきて座りながら、そう小さく声を漏らす。
光尊「みんな死ぬ未来なんて嫌じゃない?」
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そーな(プロフ) - すごく面白いです!続編楽しみにしてます(`・ω・´)ノ (2019年10月29日 11時) (レス) id: fda0224a1f (このIDを非表示/違反報告)
夕希(プロフ) - 私の好きな、薄桜鬼と鬼滅の刃がコラボしているとか、嬉しすぎます!ありがとうございます! (2019年10月25日 17時) (レス) id: 9681d7962f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 薄桜鬼!懐かしい……更新頑張ってください! (2019年10月25日 14時) (レス) id: 1f4124da1c (このIDを非表示/違反報告)
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