モブ人生返せ。

王道 ページ44

鬼舞辻「知るか、貴様が醜女なのは私もよく知っている、だがそれで良いから置いてやると言っているんだ。」



『知っているなよ！！てか偉そうだな！！』



離せよイケメン！！



『考えてもみてくださいよ、咲姫様とか色羽様みたいな美少女が相手であれば王道だと思います、でもこんな醜女相手になると王道とは真逆…つまり邪道になるわけです。』



あれ？？これ言ってて悲しくなってきたな？？



鬼舞辻「王道とやらには興味がない、だが貴様が其処まで気にするのなら私がその邪道を王道にしてやる。」



『くっそこのクソ鬼何言っても理解しやがらねぇ…！！』



どうしたら理解するんだ…まさかこいつには脳味噌がないのでは…(失礼過ぎる)



『嫌だって言ってるのね、そもそも妥協でこんな醜女を相手にするな？？

貴方みたいな美形はもっと美人が集まってくるでしょ？？』



鬼舞辻「それはそうだが。」



『謙遜さえしないよこの人、寧ろ好感持てるよ。』



嘘でもいいから人生で一度でいいので美少女と言われてみた………あ、お世辞って分かる奴ですねなるほど。



『取り敢えずその掴む手を離さないかな鬼舞辻無惨？？』



鬼舞辻「私に指図するな。」



『勘弁してくれ大正のジャイアン…！！』



ジャイアン…？って首傾げるな可愛いなんてちょっとしか思ってないんだからな！！ちょっとしか！！ほんとにちょっとしか！！



やめなさい本当に分からないから教えろ、みたいな目で見てくるな普段は泥のような目をしておいて今だけ純粋な目を向けるな！！(失礼にも程がある)



可愛いかよ！！

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